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衛星資料を用いた大規模開発に伴う環境変化の計測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04202210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関群馬大学

研究代表者

小栗竹 重機  群馬大学, 工学部, 助教授 (00027260)

研究分担者 清水 義彦  群馬大学, 工学部, 助手 (70178995)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード環境計測 / 衛星資料 / 大規模団地 / 植生活性度
研究概要

大規模開発が周辺の環境に与える変化を衛星資料を用いて定量的に評価できるような手法を開発することが目的である。検討対象としては植生の活性度の変化、気温、湿度の変化である。また対象地域としては大規模工業団地の造成の影響を見るものとして鹿島臨海工業地帯,大規模遊園地の例として東京ディズニーランド,大規模団地や大学キャンパスの造成の例として八王子市周辺、ゴルフ場の例として群馬県藤岡市周辺をとりあげた。植生の活性度については、まずランドサットTMデータを用いてトレーニングエリアの指定によっ植生の部分を取り出した後に、TM3バンドと4バンドの反射強度S3とS4を用いて、(S4-S3)/(S4-S3min)の階級によって区分した。ここに、S3minは3バンドでの最小値である。これによって例えば八王子市周辺の場合には相模原市との間の丘陵地帯において、城山湖や津久井湖のある西側から東側の多摩川に近づくに従って、植生の活性度が落ちていくのがはっきりと識別できる。また、藤岡市の山と平野部との境界付近についても、平野部に近い山の活性度が落ちているのがわかる。ただし、これは現地でのキャリブレーションが必要である。鹿島については鹿島神宮周辺の活性度が高く、地は低い。ディズニーランド周辺には議論できるほどの植生そのものがなかった。気温についてはTMの遠赤外領域の6バンドを用いて、まずスペクトルの範囲を求めた後、この中を15段階にカラースライスして表示した。その結果、例えば八王子市周辺については、前記の丘陵地帯の中に造成されている団地や大学キャンパスの部分が周辺の気温の比較して、夏期には3〜4℃程度高温となっていることが分った。ゴルフ場についても山林の中に造成された場合には、山林と比較して2〜3℃程度高温となることが分った。鹿島とディズニーランド周辺ではとくに顕著な事象は見られなかった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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