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石炭生物脱硫のチオールペプチド促進吸着を利用した効率化

研究課題

研究課題/領域番号 04202213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

小泉 淳一  東京大学, 応用微生物研究所, 助教授 (00150334)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード石炭 / 脱硫 / チオバチラス属細菌 / 形質転換 / 検出 / バイオダイバーシティー
研究概要

1.Thiobacillus属細菌組換え体の作製
可動性ベクタープラスミドpMOB2020によりT.versutus並びにT.thiooxidansを形質転換できた。使用菌株,プラスミド並びに培地は昨年度報告のものと同じである。
2.中立変異の検出
石炭生物脱硫を組換え体を用いて実施するにあたり,脱硫環境での組換え体そのものとともに,生態で保存さるべきBiodiversityを同時に検出することは,運転管理上必須な事項となりつつある。そこで,ほとんどの微生物が保持するグルタチオン還元酵素遺伝子の塩基配列内における非保存領域に生じた中立変異の多様性を,Taqポリメラーゼが許容するリラックスドプライミング(ポリメラーゼ反応に使用する一対のプライマーの一方は,それがランダムに選択した非特異的なプライマーであっても,2kbp以上の伸長を与えるような反応条件であるならば,反応産物の期待値は1以上になること)を利用して検出した。
3.中立変異の数量化
用意した完全(GGCACCTGCGT)およびランダムプライマー(II,III,V,XVI,XXI)からそれぞれ特異的な大きさのDNA断片が,それぞれの鋳型に対して合成され,また生成した断片の相対的な増幅程度は予想通り変化していた。検出範囲の断片(0.2-4kbp)を生じないという空集合を示す信号を含めて,これらの結果よりThiobacillus属細菌の中立変異の状態を数量化することができた。従って,周波数解析の要領で微生物群を解析でき,目的微生物並びに生態のBiodiversityを同時に検出するために必要なデータテーブルの一部が完成した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jun-ichi KOIZUMI: "GEM exploitation for biocleaning of coal:A countermeasure to acid rain:In ′Recombinant Microbes:For Industrial and Agricultural Applications(Y.MUROOKA and T.IMANAKA et.)′" Marcel Dekker,Inc.,N.Y., 260 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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