研究課題/領域番号 |
04202215
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中西 友子 東京大学, 農学部, 助教授 (30124275)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 中性子ラジオグラフィ / 土壌水分動態 / 非破壊測定 / 吸水性ポリマー / ダイズ / VAミコリザ菌 / 根の形態変化 / 画像解析 |
研究概要 |
機能性土壌開発の基盤技術として、まず、根の生育状況及び土壌中の水分動態が非破壊状態で経時的に測定できる中性子ラジオグラフィ(NR)法の開発を行なった。土壌のみ、及び、土壌に吸水性ポリマーを添加したNR用試料にダイズを生育させ、根の生育状況をNR像として得ることができた。像の解析により、(1)土壌箱の形態としては3mm厚のアルミ製薄箱が適しているが20mm厚まで土壌中の主根の像を得ることが可能であること(2)NR像の黒化度から水分量を正確に求めるためには、外部標準試料及び中性子散乱補正が必要であること(3)ポリマーから根への水分供給状況はポリマー像を画像解析することにより求まること(4)X線フィルムの代わりにドライフィルムを用いると中性子の照射量は25分の1に減少させることが可能である等の基礎データを得ることができた。また、ダイズ根近傍の水分動態はNR法により(1)土壌のみの場合には、根を中心とする水分濃度の傾斜は根の上部の上が下部より急であること(2)吸水性ポリマーを添加した場合より、土壌のみの試料の方がこの傾斜は急になることがわかった。 VAミコリザ菌として、Gigaspora Margaritaに注目し、土壌からの単離方法を検討した。顕微鏡下で一つづつピックアップし、ポリビニル・アルコール系の吸水性ポリマー中に機械的に取り込ませた。このポリマーを土壌に添加してダイズの生育試験を行なった。園芸用土壌を用いた試験では、ダイズの生育はコントロールとほとんど差がなかったため、火山性土壌に調製したポリマーを添加した場合の生育試験を行なっている最中である。この結果が得られた後、更に、上述したNR法を用い、VAミコリザ菌を含む吸水性ポリマー添加土壌中の水分動態を調べる予定である。
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