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大気海洋間での炭酸ガスの移動速度評価のための流体力学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 04202241
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

小森 悟  九州大学, 工学部, 助教授 (60127082)

研究分担者 村上 泰弘  九州大学, 工学部, 教授 (00037730)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード炭酸ガス / 気液界面の汚れ / 物質移動
研究概要

大気中の炭酸ガスの海洋中への吸収速度を正確に評価するモデルを確立することは、二酸化炭素による地球の温暖化を予測する上に於て極めて重要である。しかし、従来の研究で行われてきたこの問題に関するアプローチはGCMモデルやボックスモデルなどに代表されるように実際の大気・海洋間での炭酸ガスの交換機構の解明はさておいた現実の現象しはかれ離れたブラックボックス的な仮定(例えば一定の交換定数)に基づいていた。しかし、このような仮定せ用いたモデルは大気・海洋間での炭酸ガスの交換量の正確な評価を行うことはできない。
そこで、本研究では海洋海水面を通しての炭酸ガスの移動機構を振動格子を用いた水槽内での炭酸ガスの吸収実験せを通して流体力学的な立場から基礎的に解明することを目的とした。また、実際の海洋面のように気液界面が汚れている場合、その汚れが炭酸ガスの移動機構にいかなる影響を及ぼすのかについても考察を行うことを目的とした。さらに、こけらの実験の結果を通して、従来の研究で予測されきた表面更新の概念の適用性についても検討をおこない、大気・海洋間での炭酸ガスの交換速度を流体力学的に予測することをめざした。その結果、物質移動係数は発達乱流域では格子振動数の1/2乗に比例し、表面更新の概念が、クリーンな気液界面に対しても海水のように汚れた界面に対しても成立することが明らかになり、これまでの研究成果と統合することにより、大気・海洋間の物質移動評価のためのモデル構築に対する方針が明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小森 悟: "大気・海洋間での物質の交換機構について" 日本海水学会誌. 47. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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