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Hybridプラズマ溶射法による高温固体電解質型燃料電池の一貫製造プロセス開発

研究課題

研究課題/領域番号 04203209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

吉田 豊信  東京大学, 工学部, 教授 (00111477)

研究分担者 寺嶋 和夫  東京大学, 工学部, 助教授 (30176911)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1992年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードHybridブラズマ / 溶射 / SOFC / 一貫製造 / 電気特性
研究概要

1.ハイブリッドプラズマの高出力化
昨年までの研究結果より、SOFCの電解質であるYSZの更なる密度高上にはプラズマの高出力化が必要であることが判明し、最大出力100kwの電源を新たに導入するとともに、ガス供給系及び電磁気系統を整備し、80kwレベルプラズマを定常的かつ安定に発生することを可能とした。
2.電解質溶射
80kwレベルAr-O_2系ハイブリッドプラズマによりYSZを250μm/minの堆積速度で溶射し98%の高密度電解質層形成が可能となった。Ni-YSZサーメット基体に溶射した単セルの出力は1A/cm^2において0.5V程度の値を示し、更なる高性能化への展尾を得た。
3.空気極溶射
空気極としてはLa_<0.5>Sr_<0.5>MnO_3の多孔質溶射を検討した。溶射時の蒸発はされられず、堆積速度は50μm/min程度であったが、多孔度の制御可能性が示され、導電率も96〔S/cm〕と通常のガス溶射層の約50%増の値を示す空気極形成が可能となった。
4.燃料極溶射
燃料極としてはNiO-YSZの複合多孔体溶射を検討した。NiOとYSZ粉体供抱比及びYSZの粉径調整により、この溶射層を還元して得られるNi-YSZサーメット層内のNi粉子の分散状態を制御し得ることが見出されるとともに、焼結法よりもYSZ比を多くしても導体率が3000〔S/cm〕から余り低下しないという興味ある結果が得られた。
5.単セル超電力測定装置開発
上記手法により作製した単セルの発電特性を系統的に評価するため、高精度超電力測定装置を開発し、動作確認等を行った。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Yoshida,T.Okada,H.Hamatani,H.Kumaoka: "Integrated fabrication process for solid oxide fuel cells using novel plasma spraying" Plasma sources Science&Technology. 1. 195-201 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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