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地球温暖化の観点からみた空気調和システムの評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04203231
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関金沢工業大学

研究代表者

垂水 弘夫  金沢工業大学, 工学部, 助教授 (70163706)

研究分担者 湯浅 和博  東京工業大学, 工学部, 助手 (90230606)
久保 猛志  金沢工業大学, 工学部, 教授 (30016670)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード地球温暖化 / 空気調和システム
研究概要

1.時間帯別電源構成とCO_2発生量の推定建築物におけるエネルギー需要(電力・温熱・冷熱需要)は、時刻変動パターンとして建物用途別に表現されるものであることから、特に、使用する電力については、時間帯別の単位使用量当りCO_2発生量を推定する必要がある。本研究では、「第3水曜日負荷曲線図」を基に、時間帯別の電源構成を燃料種類毎(原子力・水力・(自流式)・石炭・LNG・原油・重油・ナフサ・NGL・軽油・水力(揚水式))に推定し、送電ロス等を考慮した上で、需要端における使用電力1kwh当りのCO_2発生量を求めた。
2.CO_2発生量の算定結果による空気調和システムの選択3つの建物用途(オフィス、デパート、ホテル)について月別エネルギー需要時刻変動を明らかにした上で、6種類の空気調和システムを適用し、各々のCO_2発生量を算定する計算モデルを構築した。その結果、オフィスでは、(系統電力+ボイラー(都市ガス焚)+電動ターボ冷凍機)という従来最も一般的であったシステムにおいてCO_2発生量が最も少なく、(コージェネレーションシステム(電力需要追従運転)+ボイラー+低温水吸収式冷凍機)という灯油焚の比較的新しいシステムで最もCO_2発生量が多くなる(前者の約1.3倍)などの評価が得られた。この原因としては、オフィスに電力需要追従運転のコージェネレーションシステムを適用した場合の、回収排熱と熱需要との不適合の門題が考えられる。デパートでは、エネルギー需要パターンが類似していることから、オフィスに近に結果が得られた。また、ホテルでは、(コージェネレーションシステム(電力需要追従運転)+ボイラー+電動ターボ冷凍機)で、都市ガスを燃料とした場合のCO_2発生量が最も小さく、一方、最近実施例の多い(系統電力+冷温水発生機)において最も大きな値を示す結果となった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 垂水 弘夫,他: "地球温暖化の観点からみた空気調和システムの評価に関する研究" エネルギーシステム・経済コンファレンス講演論文集. 9. 399-404 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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