研究課題/領域番号 |
04204018
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
桜井 靖久 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20010027)
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研究分担者 |
林 正男 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (60110516)
林 利彦 東京大学, 教養学部, 教授 (60090528)
田中 渥夫 京都大学, 工学部, 教授 (80026088)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
1992年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
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キーワード | ペルオキシソーム / 人工オルガネラ / 抗血栓性材料 / コラーゲン / ビトロネクチン / 細胞外マトリックス / ミクロ相分離構造 / Ca^<++>細胞内流入 |
研究概要 |
(1)田中は、非糖質性炭素源にて培養した酵母に発現するペルオキシソーム(POS)のうち、脂肪酸のβ-酸化系・多段階共役複合酸素系の最適機能発現のための特異的集積化機能を解明した。POS局在酵素の代表としてイソクエン酸リアーゼ(ICL)を大量に発現させる系を確立し、この系をPOSを発達させる特殊な酵母株に遺伝子工学的手法によって導入し、発現ICLがアミノ酸一次配列内のシグナルによってPOSを特異的に認識し、内部に輸送局在化し、集積されることを明らかにした。(2)林利彦は、組織・臓器の構築を担っている細胞外マトリックス(ECM)分子システムが有する細胞機能調節作用の特徴を解明するため、線維芽細胞とI型コラーゲン(Col)ゲルとの相互作用を研究し、細胞の接着・増殖・形態変化・遊走・老化・骨形成不全などがColのアミノ酸配列、架橋、ゲル溶液濃度などと密接に関係することを見出しさらに細胞機能調節因子としてのECM成分分子を皮膚、レンズ、血清基底膜から単離し、その特徴や成分分子間の相互作用を解析した。(3)林正男は、ビトロネクチン(VN)の画期的大量精製方に成功し、その細胞接着性因子としての分子機能を解析すると共に、ガン細胞が特徴的に分泌するプロテアーゼによって切断されるジペプチドをスペーサーとして抗ガン剤とVNを結合し、ガン細胞を特異的に傷害できる薬剤等の設計を試みた。(4)桜井は、人工材料に接触した血小板の活性化発現メカニズムを、細胞内Ca^<++>の動態を手がかりとして解析し、疎水性表面では血小板膜状のレセプター基部、また親水性表面では膜流動性を通じてCa^<++>流入信号が伝えられるのに対して、ミクロドメイン構造表面ではCa^<++>流入が生ぜず、血小板活性化抑制から抗血栓性発現へとつながることが明らかとなった。以上、生物系と合成材料系ECMの細胞機能制御と機能構築について、集学的研究成果が得られた。
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