研究課題/領域番号 |
04204022
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
青野 正男 朝日大学, 歯学部, 教授 (70037498)
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研究分担者 |
山木 昌雄 広島大学, 歯学部, 教授 (00034166)
松井 昌 葵歯学研究所, 所長
原 宣興 長崎大学, 歯学部, 助教授 (10189897)
堀田 正人 朝日大学, 歯学部, 講師 (10157042)
山本 宏治 朝日大学, 歯学部, 助教授 (60182622)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Synthetic material / Antibacterial action / Sol-gel process / Typodont tooth / Cell surface antigens |
研究概要 |
生体新素材の一種であるCaO-P_2O_5-MgO-SiO_2-CaF系結晶化ガラスの基礎的研究と応用研究を行ってきた。今年度は(1)Agイオンを注入したSiO_2フィラーへの口腔細菌に対する抗菌効果(2)グラスセラミック模型歯の応用とゾル-ゲル法によるガラスセラミックの合成(3)ガラスセラミックのヒト多形核白血球膜表面抗原に及ぼす影響について検討した結果、以下のような成果が得られた。 Agイオンを注入したSiO_2フィラーは口腔細菌に対して抗菌性を示し、抗菌性をもったコンポジットレジンの開発に十分有用であることが示唆された。また、Bioram-M^<(R)>とMacor-M^<(R)>の被削性について検討した結果、Bioram-M^<(R)>はエナメル質、Macor-M^<(R)>は象牙質代価用切削実習用模型歯として利用可能と判断された。コンポジットレジン用屈折率調節可能型フィラーの応用可能性について検討を加えた結果、15wt%TiO_2/85wt%SiO_2フィラーの屈折率は60wt%Bis-GMA+40wt%TEGDMAコ・モノマーの屈折率と一致していた。そのうえ、この硬化体は透明であったので、意図的にフィラーの屈折率をレジンのそれと離し、半透明性乳白色の審美性コンポジットレジンを調整することが妥当と考えられた。さらに、結晶化ガラスのヒト多形核白血球膜表面抗原および機能に及ぼす効果の実験から、GC-sup中にPMNsの膜表面レセプターおよびH_2O_2産生能に影響を与え得る因子の存在が推察された。
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