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超格子系など超微細物質を含む系の電子的・光学的性質の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04205107
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山口大学

研究代表者

松浦 満  山口大学, 大学部, 教授 (60091211)

研究分担者 嶋村 修二  山口大学, 工学部, 助教授 (40144919)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード超格子 / 励起子 / 量子閉じ込め効果 / 電子-格子相互作用 / 電気伝導
研究概要

励起子の局在化は光学的性質に大きな影響を与える。この局在化には音響型のフオノンが大きな役割を果たすことは良く知られている。3次元結晶では、電子-フォノン、正孔-フォノン相互作用の大きさと符号の違いにより励起子は多様な様相を示すことは良く知られている。一方、量子井戸中の電子については、音響フォノンによる局在化は、井戸の次天性により大きく異なり、井戸の次元性が大きくなるにつれ局在性は大きくなる。従って、この系の光学的性質に大きな影響を与える励起子について、その局在化が、量子井戸の次元性によりバルクとどう異なり、次元性の違いを明らかにすることは、重要である。
井戸の次元性をd(=0,1,3)とし、井戸幅をL(即ち、L=Lz for d=1,L=Ly=Lz for d=2,L=Lx=Ly=Lz for d=3)とし、無限障壁モデルを用いた。X(=x,y,z)方向の励起子状態の羽動関数をf(x)として、井戸に束縛されていない時は、電子、正孔ペアrに可能な様相を記述出来る形を選び、井戸に束縛されている時はそれと電子、正孔のサブバンド関数の積を用いることにする。井戸による効果はフォノンについては折りたたみ効果があるだけと考え、電子格子相互作用に対して連続道似を用いた。電子-格子相互作用の効果は断熱道似で考慮し、電子-正孔のクーロン引力はデルタ関数で道似する。系の物理的パラメターとして、系にバンド幅Bm,電子-格子相互作用の強さSac、正孔-格子相互作用の強さSac gacを変化させ、井戸の次元性の効果と励起子の局在性について種子の状次で調ベた。井戸の次元性が大きくなると励起子の局在性がおこりやすいが、gacの符号により井戸の次元性の効果は大きく異なることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Shimamura&C.Tashiro: "Contribution of Evaporable water to Electrical Conduction in Porous Hardened Cement" J.Mater.Sci.Lett.11. 396-399 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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