研究課題/領域番号 |
04207102
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
加藤 正信 東北大学, 文学部, 教授 (90004035)
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研究分担者 |
日野 資純 静岡英和女学院短期大学, 教授 (80021814)
篠木 れい子 群馬県立女子大学, 文学部, 助教授 (50083233)
大橋 勝男 新潟大学, 教育学部, 教授 (50018157)
佐藤 和之 弘前大学, 人文学部, 助教授 (40133912)
小野 米一 北海道大学, 言語文化部, 教授 (60002622)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 東日本 / 競律 / アクセント / イントネーション / 方言音声 / 共通語音化 |
研究概要 |
本研究は、東日本をフィールドとして、全国的視野から計画された地点の方言的音声ならびに改まった場合の音声について、各世代の良質学音声を収録し、新しい方法と観点によって分析するものである。この収録には2種類の作業がある。 第1種は、東日本四部、北海道から岐阜県にいたるまで、本年度9地点において、老年、中年について最も適当な話省により、全国共通調査票を使って一定の音節、語、文、文章を高性能のテープレコーダーで収録し、それらを音声データーベース化のため1か所に集めた。これによって、昨年度までのものを合わせて計50地点の、老年、中年の競律の地方的分布を明らかにすることができた。また、全国的な年代による音声現象の推理の新しい動向を確認することができた。結論としては、各地が年代による相違、つまり共通語的な音声への変化が激しいということが言える。 第2種の調査は、地域の将来の音声をリードする土地として選んだ昨年度までの東日本5地点の都市について。各地点老年、中年、若年、中学生、小学生の男女計100名の合計500名の結果を分析し、また若干の補充調査を行い、これらをやはりデーターベースとして集めた。この結果、地方大都市の音声の実態および将来の動向を予測することができた。 以上の結果のほか、これによって、将来の単語を中心とした音声アクセント研究から、文節、句、文アクセント、イントネーションに及ぶ、長い単位の生きた談活の音声、朗読についての研究法を開発することも可能となった。
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