研究課題/領域番号 |
04207202
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
細田 和雅 広島大学, 教育学部, 教授 (30032759)
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研究分担者 |
伊藤 克浩 広島大学, 教育学部, 助手 (10243528)
深田 昭三 広島大学, 教育学部, 講師 (50228863)
水町 伊佐男 広島大学, 教育学部, 助教授 (50056199)
カッケンブッシュ 寛子 広島大学, 教育学部, 教授 (10204439)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 日本語教育 / 音声教育 / 韻律の知覚 / 日本語学習者 / 感性と韻律 / 発話態度と韻律 / CAI / 音声分析 |
研究概要 |
今年度の研究として、以下の研究を行った。(各項目の末尾に実施計画の番号を記す) 1.日本語の36対話を作成し、その対話音声を収録した。日本語母語話者(95名)と日本語学習者(中国語話者110名と英語話者52名)を対象に、韻律の知覚に関する調査を行い、日本語学習者には知覚訓練が必要であることを示した。その音声資料を用い、知覚訓練用CAIプログラムを開発した。更に、このプログラムを在日の留学生(20名)に使用してもらい、発話態度の知覚の向上が見られることを明かにするなど、その有効性を実証最に示した。(実施計画2、4) 2.喜び・悲しみ・怒り・恐れの感性が加わった時と、中立の場合の5場面の状況のもとで、情報提供に応答する「そう」の発話音声(15文)を収録し、それらの韻律の物理的特徴を分析すると共に、日本語母語話者(女性10名)と中国語話者(女性9名)との異同を検討した。その結果、母語話者の中立発話では「下り坂型」が、また、感情が加わった発話では「山型」が得られたのに対し、学習者の発話はすべての感情で「下り坂型」であったこと、あるいは、母語話者に見られない「谷型」が学習者には見られたことなど、基本周波数パターンに関し両グループの特徴に差異が見られることを音声分析処理装置により明かにし、また、その特徴を感性毎に詳細に分類・検討し、日本語の韻律指導に関わる示唆を得た。(実施計画1、2、5) 3.日本語韻律の指導に関わる当班の総括的研究として、従来のCAI開発研究の内容と方法を包括的に記述した論文2編の他、CAL技術に関する論文2編、及び感情・態度と韻律の研究3編を含む刊行物を、「日本語音声」総括班から費用の援助を受けて刊行した。(実施計画1、3)
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