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新しい集団特異的遺伝子によるモンゴロイド集団の系統解析

研究課題

研究課題/領域番号 04208101
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山形大学

研究代表者

梅津 和夫  山形大学, 医学部, 助教授 (10091828)

研究分担者 湯浅 勲  鳥取大学, 医学部, 講師 (00093633)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード血清型 / モンゴロイド / 琉球
研究概要

各種の血清型の遺伝子頻度を分析することにより,モンゴロイド集団間の遺伝的位置づけを行った。
1.ORM型のORM^*201およびORM^*6の分布の中心はそれぞれ日本および漢民族にあった。
2.AHSG^*5はほぼ琉球に特異的であった。
3.IF型のIF^*Aはモンゴロイドに広く分布し,台湾の高山族から最高値が得られた
4.CIR型のCIR^*5はモンゴロイド集団では高頻度に検出され,分布の中心は中国北方小数民族や日本にあった。
5.GC型の変異型は日本の集団では特によく検出された。
6.PI型の変異型としては,PI^*Nnagateが日本および周辺集団から検出された。
7.TF型のTF^*Dchinaはタイや中国南方の少数民族から高頻度に検出された。
8.ZAG型やC3型はほとんどすべての集団で非多型的であったが,検出された変異型はその地域に特有のものが多かった。
9.HP型のHP^*1は高山族において比較的高率であった。
10.C6,C7型はまだ調査集団が少なく,はっきりした地域的傾向はつかめていない
以上のことより,我々の行った各種血清型遺伝子頻度においても,かなりの集団間の差異がみられた。しかし,従来考えられてきた北と南のモンゴロイド間で明らかに区別可能な形質は存在しなかった。もう少し多くのデータがそろった段階で系統摘による分析を行いたい。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 梅津 和夫: "中国人におけるGC型の遺伝子頻度について" 法医学実研. 35. 67-69 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] I.Yuasa: "Orosomucoid system : 17 additional orosomucoid varianto and proposal for a new-nomemclature" Vox Sang. 64. 47-55 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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