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情報教育の現状と課題

研究課題

研究課題/領域番号 04211106
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

佐伯 胖  東京大学, 教育学部, 教授 (60084448)

研究分担者 三宅 なほみ  中京大学, 情報科学部, 教授 (00174144)
野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
菅井 勝雄  大阪大学, 人間科学部, 教授 (40000294)
研究期間 (年度) 1991 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1992年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
研究概要

昨年度にひきつづき、情報教育を推進させていく場合の基礎となる理論的・実験的研究を積み重ねてきているが、本年はとくに、(1)Visualization研究の教育への応用の可能性、(2)構成主義の教授・学習理論におけるコンピュータ利用の展望、(3)科学教育における「天文」の教育方法に開発研究、および(4)僻地教育における国語感想文の作成支援環境の構成に焦点をあてた。(1)は、情報の視覚的提示に関して、認知心理学、神経生理学、工学の諸分野がどのように貢献しうるかを明らかにしたものである。(2)はコンピュータ教育を支える学習理論として、過去の行動主義心理学に対する近年の構成主義(J.PiagetやJ.S.Brunerらをはじめとする認知心理学、さらに最近の認知的徒弟性学習や自己内省型学習を含む)の動向を整理し、後者の立場からのコンピュータ教育のあり方を示したもので、(3)では自己内省型学習環境として、天文学の歴史的転換をハイパーメディアで追体験し、視野の転換、パラダイムの転換を実感する学習の例を示している。(4)では、社会・文化的アプローチにもとづく構成主義的学習理論の例として、きわめて少数の子どもしかいない僻地の分校の子どもたちが、本校の国語感想分とその意見発表の映像から多様な考え方に触れて触発されるハイパーメディア、「みんなの意見」システムの実践例である。いずれも新しいメディア教育の方向を示したものと評価されている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 佐伯 胖: "教育における道具と文化ーコンピュータが学校に入ってくるということ" 放送教育. 45(10). 11-13 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 佐伯 胖: "ヒューマン・インタフェースは異文化交流の場である。" 認知科学の発展. 5. 5-7 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 佐伯 胖: "コンピュータで学校は変るか" 教育社会学研究. 51. 30-52 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 土屋 孝文,三宅 なほみ: "人間という有能な問題解決システムーその有能さはどこからくるのか" 人工知能学会誌. 7(5). 772-778 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 矢島 正晴,原田 真史,野嶋 栄一郎: "マルチメディア・英語ヒアリング学習過程の実験的検討" 日本教育工学会研究報告書. JET93-1. 45-50 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 佐伯 胖,汐見 稔幸,佐藤 学(編著): "学校の再生をめざして1.学校を問う, 2.教室の改革, 3.現代社会と学校" 東京大学出版会, 230, 238, 240 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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