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社会の電子技術化と情報化社会論に関する科学社会学的系譜分析

研究課題

研究課題/領域番号 04211121
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

吉岡 斉  九州大学, 教養部, 助教授 (30174890)

研究分担者 奥田 栄  日立製作所基礎研究所, 主任研究員 (10160805)
澤田 芳郎  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30206023)
小林 信一  文教大学, 国際学部, 専任講師 (90186742)
松本 三和夫  城西大学, 経済学部, 助教授 (50157385)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード情報化社会論 / エレクトロニクス / 現代日本技術史 / 情報 / 科学社会学 / 科学技術批判 / コンピュータリゼーション
研究概要

本研究の目的は、現代日本における「社会の電子技術化」の現実過程と、そのインパクトをうけて台頭してきた「情報化社会論」の間の、相互作用のダイナミックスについて、理論的、実証的分析を行なうこと、換言すれば「電子技術化」の現実過程と観念過程の間のインタープレイの構造分析を進めることである。またその作業を通して、現代人の多くが無批判に受け入れている「情報化社会論」およびその基礎をなす「情報」概念が、いかに多くのバイアスをふくみ、いかに脆弱な土台しかもたないかについて明確な理解に達し、社会の「電子技術化」の功罪について基本的に考え直すための新たなフレームワークを構築する、という改策的・現実的目的をも、本研究は同時に追求してきた。さらに、上述の研究の成果をひろく本重点領域研究「情報化社会と人間」プロジェクト全体に伝えることにより、本班の学問的視点の独自性を、より広い学問的文脈で役立ててもらうことにも、本班は努力を傾注してきた。
以上の3つの課題を達成するために、本班では月例研究会を中核とする研究活動を展開した。月例研究会ではメンバー各氏の研究発表とそれに関するディスカッションを行ない、現代日本のエレクトロニクスの発展過程に関する資料収集とケーススタディー、情報社会批判論に関する包括的な文献調査とそれにもとづく新たな批判論構築の可能性に関する展望、などの分野で成果が得られた。またオーストラリアの研究者との間で、このテーマに関する意見交換を実施したことも、成果のひとつである。さらに重点領域研究プロジェクト全体への貢献をはかるために、本班メンバーは多くの公開シンポジウムに出席し、コメンテーターおよび参加者の立場からディスカッションに積極的に加わるとともに、みずから公開ワークショップ「高度情報社会批判の作法」を実施した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 吉岡 斉: "日本の原子力体制の形成と展開:1945〜1991" 年報 科学・技術・社会. 1. 1-31 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 澤田 芳郎: "科学技術と企業・国家関係" 年報 科学・技術・社会. 1. 33-53 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "ビッグサイエンスに生き残る価値はあるか" イリューム. 8. 41-56 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "戦後日本のプルトニウム政策史を考える" 年報 科学・技術・社会. 2. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 中山 茂,吉岡 斉 編: "戦後日本の科学技術と社会" 朝日新聞社, 288 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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