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コンピュータ不安検査と情緒的リテラシー形成のための教材の開発研究-不安感の発達的な変化と不安低減教育の方略-

研究課題

研究課題/領域番号 04211202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関上越教育大学

研究代表者

小川 亮  上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (00194465)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードコンピュータリテラシー / コンピュータ不安 / 発達
研究概要

本研究は,次の4点を目標とした。(1)小川ら(小川,1991;小川・浅川,1991)が作成したコンピュータ不安尺度(CAS)を用いて3つの中学を対象に調査をもい,コンピュータの利用形態の違いによる情緒的リテラシーの差を検討する。(2)同形式の調査結果から、大学生と中学生の情緒的な反応の差を検討する。(3)大学生がコンピュータに対して不安を感じる場面を検討する。
(4)浅川・小川(1990)によれば,コンピュータに対する不安感はコンピュータを利用することによって低減するが,嫌悪回避の傾向についてはむしろ増加する。そこで,コンピュータに対する消極的な態度(嫌悪・回避・アレルギー)の原因となる「不合理な信念」について分析的に検討する。
研究の結果から,次のことが示された。(1)中学におけるコンピュータ利用形態との関係から,基本的技術を身に付けさせるためには「道具的利用」が有効だが,ネガティブなイメージを増加させること。CAIを中心とした利用は道具的利用よりも不安の低減に有効でありネガティブなイメージを増加させることもないが,ポジティブなイメージを減少させてしまうことが明らかとなった。(2)大学生との比変較から,利用技術については中学生は大学生よりも劣る面があるものの,不安は大学生よりも低くイメージについても中学生の方が圧倒的にポジティブであることが示された。(3)大学生は,1.操作,2.メカニックなもの,3.身体への悪影響,4.他人からの評価等に不安を感じることが明らかになった。(4)今回作成した42項目の調査は,内容の再検討が必要である。意味内容の異なる信念を網羅し,かつ統一された概念枠組みの中で整理することによって,よりよい検査が作成可能である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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