研究課題/領域番号 |
04212106
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
石澤 良昭 上智大学, アジア文化研究所, 教授 (10124851)
|
研究分担者 |
青柳 洋治 上智大学, 外国語学部, 教授 (60146800)
新田 栄治 鹿児島大学, 教養部, 助教授 (00117532)
高山 智博 上智大学, 外国語学部, 教授 (90053628)
湯浅 赳男 新潟大学, 経済学部, 教授 (00018095)
大井 邦明 京都外国語大学, 外国語学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1992年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
|
キーワード | 貿易陶磁器 / アンコール・ワット / アンコール・トム / カミナルフユ遺跡 / メソアメリカ / ラオティワカン / オルメカ / チャンパ / アンコール遺跡群 |
研究概要 |
平成3・4年度の成果を踏まえて、以下の項目を検討し、まとめの作業を行った。 第一に両文明の内的構成のうち、当時の人々の生活と社会構造をとりあげ、経済基盤、集団の統率と諸制度、土地の所有との問題、宗教と宇宙観などをとりあげて各研究者が総括的研究報告を行った。 第二に両文明の遺跡遺構等の考察を行う建築と美術、それに工芸、図像学などを捉えて審美観の特色、洗練された都市構造などを検討し、価値体系を明らかにすることができた。 第三は、地球文化史的レヴェルにおける両文明の位置付け、「謎」をめぐる科学的解明の問題、さらに両文明の崩壊という大問題を専門的学際的に検討した。12名の研究者で2回の研究討論会を開いた。 第四は、自然環境変動と文明生成の構造的展開について議論し、中世温暖期から小氷期の問題を考察し、気象の悪化と文明の衰退の問題を位置付け、今後の問題を提起した。 第五は研究成果のまとめとして講座「文明と環境」第12巻「文化遺産の保存と環境」を12名のアンコール文明-マヤ文明研究班およびそれ以外の研究者を含めて22名で執筆することとなった。8月に朝倉書店より刊行。
|