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日本列島における生態システムおよび文明システムの変遷と人口変動

研究課題

研究課題/領域番号 04212107
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関上智大学

研究代表者

鬼頭 宏  上智大学, 経済学部, 教授 (50138377)

研究分担者 友部 謙一  徳山大学, 経済学部, 講師
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード文明システム / 日本列島 / 人口変動 / 出生力 / 乳児死亡率 / 人口動態
研究概要

1.計画第2年目に当たる本年度は、前年度から引き続いて北関東地方の史料の分析を続けた。歴史人口研究は毎年の宗門改め帳を解読し、個人の人口情報を定型フォームに記入することから始まるが、この作業には時間がかかるため、本年度研究期間中にはめぼしい成果を示すことはできなかった。
2.これまでに行なってきた東北・北関東のいくつかの農村の懐妊書き上げ帳分析の結果をまとめて、江戸時代後期・明治初期の乳児死亡率について比較研究を行ない、その結果を報告した。この時期の日本の乳児死亡率は工業化前の西ヨーロッパ諸地域と比較して、必ずしも高いとはいえないこと、しかし死産率は相当高い可能性のあることを見いだした。このことは何らかの人口抑制の存在、もしくは母体の栄養・労働条件の悪かったことを推測させる。
3.歴史人口学研究会の研究集会を事務局長として2回、開催した(1992年8月10日、1993年1月8日/上智大学/東京都千代田区)。江戸時代、幕末ー明治初期、昭和戦前期の人口に関する報告を4人の研究者から行なってもらった。
4."93 International Workshop on Historical Demography"(1993年1月28日ー2月3日/麗澤大学/千葉県柏市/委員長・速水融国際に本文科研究センター教授)に実行委員として参加した。この研究集会は国際人口学研究連合・歴史人口学委員会ならびに国際経済史学会大会の予備会議として開催され、「性比の社会経済史的帰結」および「東アジアの人口史」をテーマに内外の研究者から報告があった。とくに中国と朝鮮半島における人口長期的変動に関する諸報告は、本研究プロジェクトにとっていくつかの有益な示唆を与えてくれた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 鬼頭 宏: "日本における文明システムの転換ー人口・環境国際関係ー" 無限大. 91号. 22-23 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 鬼頭 宏: "新しい文明システムの展開" 無限大. 91号. 28-34 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 鬼頭 宏: "日本文明の転換と人口の変動" 現代とトインビー. 81号. 10-13 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 和正 ほか編: "シリーズ・人口学研究4「生存と死亡の人口学」" 大明堂, (1994)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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