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東アジアにおける環境と文明

研究課題

研究課題/領域番号 04212112
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関天理大学

研究代表者

金関 恕  天理大学, 文学部, 教授 (90068685)

研究分担者 鈴木 忠司  京都文化博物館, 学芸課, 学芸員
菅谷 文則  奈良県立橿原考古学研究所, 調査第1課, 課長
甲元 眞之  熊本大学, 文学部, 助教授 (70072717)
渡辺 誠  名古屋大学, 文学部, 教授 (20072712)
西谷 正  九州大学, 文学部, 教授 (20037005)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード東アジア / 文明 / 環境 / 旧石器時代 / 新石器時代 / 生業 / 温暖化 / 農耕
研究概要

研究2年目にあたる本年は、環境と文明の相互関係の一端を明らかにするために、昨年に引き続いて、各研究者がそれぞれに専門分野に応じた担当課題の研究にあたり、東アジアの各地域、各時代について、考古学的な見地から個別的検討をおこなった。1月31日には、全体シンポジウムを開催し、1年間の研究成果の報告をおこない、討論・総括をおこなった。
鈴木忠司は、「日本細石刃文化の分布論的検討」として、日本の岩宿時代を対象に、遺跡分布と石器製作技法の分析をおこない、当時の文化をHJS型、KPO型に区分することによって、動物相、植物相などの環境との関わりを考えた。
甲元真之は、「中国新石器時代の環境変動」として、有肩石斧の分布を基に、中国新石器文化の南方への拡大の状況を示し、環境変動との関係を考えた。
西谷正は、「朝鮮櫛目文土器時代における生業」として、遺跡から出土する栽培植物、農具と考えられる石器の検討をおこない、地域差はあるものの、初期段階の農業が存在していたことを考えた。
渡辺誠は、「縄文時代の生業」として、縄文時代に文化圏を9つに分け、それぞれが、漁業、植物性食糧の利用など、環境に適応した生業形態を持っていたことを述べた。
研究協力者として参加した金原正明は、「縄文晩期の環境変動」として、花粉分析等の成果から、縄文晩期に小規模な気候変化があったことを考えた。
桑原久男は、「河内潟沿岸における弥生農耕集落の形成」として、河内平野の諸遺跡の検討を事例として、日本における稲作文化の受容の過程を考え、海岸平野形成などの環境変化と関わりを見た。
研究協力者として参加した山内紀嗣は、「古墳時代の開発と環境」として、天理市布留遺跡でみられる運河建設の事例から、開発と環境の関わりを考えた。
菅谷文則は、「中国大陸の森林伐採と木槨墓の衰退」として.木槨墓築造の歴史を通して、森林資源の浪費による環境破壊の問題を考えた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 重点領域研究金関班: "『東アジアにおける環境と文明 研究会の記録』" 1-120 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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