研究課題/領域番号 |
04214104
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
斎藤 正徳 (斉藤 正徳) 東京工業大学, 理学部, 教授 (10011553)
|
研究分担者 |
井宮 淳 (井宮 敦) 千葉大学, 工学部, 助教授 (10176505)
島倉 信 千葉大学, 工学部, 教授 (00009721)
亀井 宏行 東京工業大学, 大学院情報理工学研究科, 助教授 (60143658)
田中 秀文 東京工業大学, 理学部, 助手 (80108191)
奥野 光 筑波大学, 構造工学系, 助教授 (60169240)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
50,000千円 (直接経費: 50,000千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1995年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
1994年度: 10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
1993年度: 12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
1992年度: 14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
|
キーワード | 磁気探査 / 磁気勾配 / ベクトル / グラジオメータ / フラックスゲート / 遺跡探査 / 3軸グラジオメータ / 磁気異常 / ベクトル場 / 遺跡 / ベクトル磁力計 / ベクトル磁気探査法 |
研究概要 |
地磁気のベクトル計測が行える探査装置として、「3軸グラジオメータ」を世界に先駆け開発した。3軸グラジオメータは、1インチ径のリングコアを用いたフラックスゲート型センサを3組直交配置した磁力計を、垂直方向50cm離して1本の支持棒に取り付けたもので、出力は磁気勾配3成分(上下のセンサの差出力)と、上方のセンサで捕らえた地磁気3成分である。センサ高は、支持棒への取り付け位置を調整することで、任意に変えられる。測定は、指示棒に取り付けられた水準器で垂直度を確認しながら行う。垂直軸周りのセンサの回転は、上方のセンサからの地磁気3成分を用い、補正することもできる。感度は磁気勾配で、1nTである。本体には、4,000点での測定値を記憶できるメモリを備えており、RS-232Cインターフェイスを介して、コンピュータにデータ転送できる。バッテリ-駆動で、約8時間測定可能である。 この3軸グラジオメータを用い、夷森古墳(宮城県宮崎町)、根岸遺跡(福島県いわき市)、大戸古窯跡群(福島県会津若松市)、田尻遺跡(群馬県子持村)、猿田窯跡(群馬県藤岡市)、大寺山洞穴(千葉県館山市)、石ノ形古墳(静岡県袋井市)、大知波峠廃寺(静岡県湖西市)、象鼻山1号墳(岐阜県養老町)、稲荷塚古墳(京都府長岡京市)、久米田貝吹山古墳(大阪府岸和田市)、行者塚古墳(兵庫県加古川市)、七日市遺跡(兵庫県春日町)、東山古墳群(兵庫県中町)、岩戸山古墳(福岡県八女市)、西都原古墳群横穴墓(宮崎県西都市)の各種遺跡において探査実験を行い、本装置の有効性を確認するとともに,本装置をもちいた探査アルゴリズムを確立した。
|