研究課題/領域番号 |
04214110
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 桐蔭横浜大学 |
研究代表者 |
奥島 基良 桐蔭横浜大学, 工学部, 教授 (80016766)
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研究分担者 |
足立 和成 山形大学, 工学部, 助教授 (00212514)
田村 安孝 山形大学, 工学部, 助教授 (40171904)
蜂屋 弘之 千葉大学, 工学部, 助教授 (90156349)
本岡 誠一 千葉工業大学, 工学部, 教授 (60083862)
杉本 恒美 桐蔭学園横浜大学, 工学部, 講師 (80257427)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
37,500千円 (直接経費: 37,500千円)
1996年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1995年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1994年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1993年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1992年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 地中遺構 / 文化財構造物 / 遺跡探査 / 地中探査 / 音波探査 / 地中音響 / 超音波探査 / 超音波CT |
研究概要 |
この研究版は、地中に埋もれている住居跡・古窯跡・墳墓のような埋蔵遺跡の音波探査を目的とした[地中探査班](奥島、杉本、本岡、蜂屋)と、石柱・木柱・鳥居などの大型構造物の内部の超音波による非侵襲調査を目的とした[構造物内部調査班](田村、足立)とで構成されている。[地中探査]平成7年度までの探査実験により、横波音波を使用すれば浅深度に埋もれている遺構の探査が可能であることを確認した。また、地中に横波音波を放射するための振源と、地中からの反射横波を受振するための受振器とその設置方法について研究した。平成8年度では、音波探査で受振データを取得する際の送受振アレーの配置、及びデータから地下断面画像を作成する計算機処理のアルゴリズムについて、画像描写性能を改善する手法の研究を行った。改善された手法を用いて、いくつかの遺跡などの現地で行った音波探査実験で取得したデータについて地下断面画像を作成し、音波探査で得られる画像が地下遺構の探査に十分実用できることを確認した。 [構造物内部調査]平成7年度までに、木柱などの断面画を超音波CTの手法で描写する装置を製作して実験を行い、実用できることを確認した。平成8年度は、腐食の程度が厳しいなどにより音波伝搬時間データ収集が不可能な測定点がある場合でも、良好な断面画像が得られるように像再生アルゴリズムを改善し、実験により改善の効果を確認した。また、超音波送受波データを取得するための小型、高感度、高性能のデータ収集装置を製作した。これらの手法、装置の開発により、超音波の伝搬減衰がかなり大きい対象に対しても、十分に対応できるようになった。
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