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高原子価16族元素中間体を経由するカルコゲノカルボン酸誘導体の新合成法開発

研究課題

研究課題/領域番号 04217210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岐阜大学

研究代表者

加藤 晋二  岐阜大学, 工学部, 教授 (40021589)

研究分担者 石原 秀晴  岐阜大学, 工学部, 教授 (60021599)
村井 利昭  岐阜大学, 工学部, 助教授 (70166239)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードセレノンチオールエステル / エンセレノラート / セレノアミド / ケテン-Se,S-アセタール / ビスセレノンエステル / セレノカルボニル基 / [3,3]-シグマトロピー転位
研究概要

トリフロロ酢酸存在下、アルキニルセレノアテテート(1)とチオールから新基化合物であるセレノンチオールエステル(2)を合成単離し、その性状を明らかにした。得られた化合物(2)青紫色の液体で、水や熱に対しては比較的安定であるが、酸素に対しては不安定である。化合物(2)のセレノカルボニル基に基づく、n-π遷移は置換基(R^2)が嵩高くなるに従い、即ちエチル、イソプロピル、t-ブチルの順に長波長シフトする。また、セレニウムのケミカルシフトもその順章高滋場シフトする。逆に、その炭素のケミカルシフトはその順で低滋場シフトをする。この結果は、セレノカルボニルカーボンとセレニウムのケミカルシフトがn-π遷移と間与していることを示している。2は第1及び第2アミンと容易に反応し、相当するセレノアミドを高収率で与えた。2を-20℃でリチウムジイシプロピルアミンで処理するとエンセレノラート(3)を生成する。3はハロゲン化アルキル、アシルクロリドなどの求電子試薬で容易にトラップされ、他の方法では得ることが難しいケラン-Se,S-アセタールを定量的に与える。アリルブロミドでトラップされたアセタールは[3,3]-シグマトロピー転位し、新しいセレノンチオールエステルを生成する。また、3はメチルビニルケトンと容易に反応し、Michael付加物を生成した。2をメタクロロ過安息香酸で酸化するとビスセレノンチオールエステルとジセレニドを生成した。【chemical formula】

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Kato,es al.: "Selenonthiolesters:Isolation and Characterization" J.Am.Chem.Soc.,. 115. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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