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有機希土類錯体に特異な重合融媒作用と反応機構

研究課題

研究課題/領域番号 04217221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

安田 源  広島大学, 工学部, 教授 (00028200)

研究分担者 白浜 博幸  広島大学, 工学部, 助手 (60127660)
玉井 久司  広島大学, 工学部, 助教授 (40106802)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードポリ(アルキルアクリレート) / 希土類有機金属錯体 / ポリ(カプロラクトン) / エチレン / ラクトン共重合体
研究概要

(C_5R_5)_2LnR型の3放有機希工類錯体を重合開始剤として用いるとメテルメタクリレートからは分子量が50万以上で分子量分布が極めて狭い単分散ポリマーが得られた。この研究を発展させる為、アルキルアクリレートの重合を行なったところ、従来リビング重合が進行しなかった本系においても、リビング重合が進み単分散ポリマーが得られた。興味深いことにアルキルアクリレート条ではアルキル基が大きくなるにつれ重合速度は大きくなり非立体特異的に重合が進むが、アルキルメタクリレート条ではアルキル基が大きくなるにつれ重合速度は低下し、立体規則性ボリマーを与えた。(C_5H_5)_2YCMeを用いてカプロラクトンの重合を行なったところ、Mw/Mmが1.05以下の単分散ポリマーが得られた。この場合にもリビング重合が進行しており、従来の重合開始剤とは異なる。(C_5Me_5)_2LuMeを用いてラクトンとの素反応を検討した結果、第一段階ではラクトンのカルボニル基にメチル基が付加し、第2段階目で開環重合が進行した。(C_5Me_5)_2Yclでラクトンを重合できることも判明し、素反応を検討したが、1:1や1:2生成物は見られず、高重合体しか得られなかった。(C_5Me_5)_2SmMe(THF)を用いてエチレンの重合を行なった後に、カプラクトンやバレロラクトンを添加すると、エチレン/ラクトンのブロック共重合体が得られた。エチレン鎖が長くなるとポリエチレンが凝集して沈でんし、過剤のラクトンを加えても、わずかしか主鎖中には取り込まれない。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] H.Yasuda: "Synthesis of monodispersed high molecular weight polymers and isolation of an organolanthanide(III) intermediate" J.Am.Chem.SOC.114. 4908-4910 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yasuda: "New approach to block copolymerization of ethylene with alkyl methacrylates and lactones by the unique catalysis weth organolanthanide(III) complexes." Macromolecules. 25. 5155-5116 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yasuda: "Novel synthesis of high molecular weight polymers weth extremely low polydispersity by the unique initiation property of orqanolanthanide complexes" Makromol.Chem.Macromol.Sympos.(1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yasuda: "Characteristics of rare earth systems as polymerization initiator" Orog.Polym.Sci.(1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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