研究課題/領域番号 |
04217223
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
木村 栄一 広島大学, 医学部, 教授 (30034010)
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研究分担者 |
塩谷 光彦 広島大学, 医学部, 講師 (60187333)
小池 透 広島大学, 医学部, 助教授 (90186586)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 大環状ポリアミン / フェニルフォスフィンペンダントサイクラム / アルコール脱水酵素モデル / 金メッキ剤 / 炭酸脱水モデル / ヒドリド転移触媒 / 芳香族スルホンアミド |
研究概要 |
1.特異な配位環境をつくることのできる新規大環状配位子の合成-トリフェルニルフォンスをペンダントにもつ大環状テトラアミン(サイクラム)を合成、それらの金(III)や金(I)及び金(I)と金、(III)の両方を同時にもつ錯体等を合成し、それらの化学的性質を検討した。 2.12員環トリアミン亜鉛錯体による炭酸脱水酵素(CA)モデル構築-芳香族スルホンアミドの選択的CA阻害作用を化学的に世界で初めて解明した。 3.12員大環状トリアミン亜鉛錯体によるアルコール脱水素酵素(ALD)モデル構築-ALK活性中心における亜鉛イオンの機能を化学的に世界で初めて解明した。新たな“ヒドリド"転移触媒開発の途を開いた。 4.14員環大環状テトラミンの金(III)錯体の構造解析とその新機能-新規の無公害、リサイクル可能な金メッキ剤として、極めて優れていることを発見、従来の金シアンに替わりうるものと期待される。 5.アミノ基をペンダントに、持つ大環状テトラアミンニッケル錯体を合成した。そのアミノ基と二酸化炭素分子静電的相互により、高効率な二酸化炭素の電気化学的還元触媒の開発に成功した。
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