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自律分散システムにおける制御機能

研究課題

研究課題/領域番号 04218106
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

細江 繁幸  名古屋大学, 工学部, 教授 (50023198)

研究分担者 森 欣司  (株)日立製作所システム開発研究所, 主任研究員
伊藤 正美  名古屋大学, 工学部, 教授 (30023021)
伊藤 宏司  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (30023310)
池田 雅夫  神戸大学, 工学部, 教授 (00031146)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1992年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
キーワード自律分散システム / 画像認識 / 大型宇宙構造物 / システム分割 / システム結合 / 離散事象システム / マニピュレータ
研究概要

自律分散システムの優れた制御機能(柔軟性、多様性、拡縮性、高信頼性など)を工学的に実現することを目的に、多面的な研究を行い、下記のような成果を得た。1.画素の局所的な相互作用のみで、画面全体にわたるパターンを形成することにより、画像認識が可能であることを明らかにした。具体的にそれは、反応・拡散方程式系で定式化される。このシステムは、記銘画像の一部分のみや、ノイズを加えた画像に対しても最も近い記銘画像を想起できる。2.サブシステムがバネとダンパによって結合している大型宇宙構造物では、センサーとアクチュエータを同位置、同方向に配置し、サブシステムごとに変位と速度の直接フィードバックを行なうことが、自律分散的、かつ分散協調的であることを明らかにした。この分散制御法のもとでは、安定性を保存したままサブシステムの分離、結合ができ、結合状態でいくつかのサブシステムの制御器が故障しても、全体システムの安定性は乱されない。3.マニピュレータで対象物を操作・移動させるとき、近くに障害物があれば、手先の運動だけでなく、途中のリンクの動きも障害物を避けるように動かさなければならない。本年度は、このような作業空間上で複数の目標軌道が与えられたとき、それらをある評価のもとで最適に満たすような間接運動トルクを並列・分散的に求めるアルゴリズムを導出した。
4.自律可制御性・自律可協調性の概念に基づき、大規模計算機制御システムのサブシステムをデータフィールドで結合するアーキテクチャを提案した。さらに、これをオフィスプロセッサシステムの構築に適用した。5.大規模計算機制御システムを離散事象システムとしてモデル化し、状態とイベント間に干渉がある場合の分散安定化制御則を導出した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 伊藤 正美: "システム制御における「自律分散」" 電気学会雑誌. 112. 613-620 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤 正美: "自律分散システム" 日本ロボット学会誌. 10. 464-467 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] X-L.Tan: "Reliable Stabilization ViaFactorization Approach" IEEE Trans.Automatic Conrol. 37. 1786-1791 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 辻 敏夫: "仮想アームを用いた冗長マニピュレータの分散型フィードバック制御" 計測自動制御学会論文集. 28. 1462-1468 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤 宏司: "生体運動系の冗長自由度とインピーダンス調節" 計測自動制御学会論文集. 28. 223-233 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] M.Orimo: "Autonomous Decentralized File System and Its Application" Proc.of the Third Workshop on Future Trends of Distributed Computing Systems. 262-268 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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