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シナプス結合の可塑性から見た脳の自律分散機溝

研究課題

研究課題/領域番号 04218214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

村上 富士夫  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20089882)

研究分担者 勝丸 博信  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (40183264)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードネコ / 大脳一赤核系 / 自己組織 / ラテックスビーズ / 一側化 / 細胞死
研究概要

生体は極めて巧妙な自律分散機構を有しているが、中でも最も巧妙精緻な自律分散システムは脳にあると考られる。脳の複雑なシステムを秩序正しく溝築し、機能させるために必要な情報量は莫大なものであり、それは遺伝子によってコードされ得る情報量に比して桁違いに多い。このような状況下で、脳(特に高等動物の)は外部との相互作用によって得られる情報をもとに合目的的構造(神経回路網)組織化を進めてゆくと考られる。
神経回路の形成過程では、脳では初めに特異性の低い散漫な回路が作られ、その後次第に精密な回路が作られてゆく。その1つに投射に一側化、つまり両側性から一側性の投射ヘの変化がある。これまでの研究では、このような変化には選択的細胞死(誤った投射をする細胞が死んでゆく)が、メカニズムとして重要視されてきた。我々は発達期に投射の一側化が起こることが知られている代表的な系の1つであるネコの大脳-赤核系を用いてこの問題の検討をおこなった。
そのためいったん細胞内に取り込まれると代謝されずに長期間細胞内に留まることが知られているラテックスのビーズを螢光標識したものを赤核に微量注入し、両側の大脳で標識される細胞の定量的解折をおこなった。その結果、細胞死は一側化には関係のないことが明らかになり、側枝の退化や終末における枝分かれの増加が重要であることが示唆された。
*成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等を記入した資料(A4版縦長横書き1枚)を添付すること。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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