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知識システム群の協調メカニズムに関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 04218218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

小野 典彦  徳島大学, 工学部, 助教授 (60194594)

研究分担者 渡辺 尚  静岡大学, 工学部, 助教授 (90201201)
大松 繁  徳島大学, 工学部, 教授 (30035662)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード自律分散システム / 分散人工知能 / 遺伝的アルゴリズム / 機械学習 / 分類システム / 強化学習
研究概要

マルチエージェントシステムのように,多数の自律的エージェントの集団によって構成される自律分散システムを合目的に振舞わせることは容易ではない.これは中枢的なエージェントや実時間の通信を仮定した大域的な制御が事実上不可能なためである.これらを仮定せずに,エージェント群を合目的に活動させるためには,エージェント群の間に適切な通信規約を設定する必要がある.従来のマルチエージェントシステムでは,このような規約はマルチエージェントシステムの外部にいる我々によって設計され,エージェント群はそれに従って行動するようにプログラムされていた.
しかしマルチエージェントシステムがおかれる環境は,エージェント群そのものを含めてたえず変化するものと考えた方が一般的であり,通信規約も徐々にあるいは適当な時期に再構成しなければならない.もちろん我々がその作業を受け持つこともできるが,仮にそのような規約を一部でも環境に応じて自己組織化する能力を有したマルチエージェントシステムを構築できるならば好都合であろう.
このような考えから,本研究では共通の言語をもたない多数のエージェント群に,それらが置かれる環境との相互作用を通して経験的かつ遺伝的に学習させることによって,徐々に共通の言語を形成させ,最終的にはその言語に基づいた最適な通信規約を自己組織化させるためのメカニズムを提案すると共に,数百から数千の人工生物群からなるマルチエージェントシステムにこれを適用し,それらが学習および進化を通して,環境に最適な通信規約を安定的に自己組織化することを実験的に示している.

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小野 典彦: "GAと人成生物の協調" 計測と制御. 32. 69-75 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Norihiko Ono: "Self-Organization of Communication in Distributed Ledrninh Classifier Systems" Proceedings of International Conference on Neural Networks and Genetic Algorithms. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 小野 典彦: "適応プロダクションシステム集団による通信既約の遺伝的な自己組織化" 科研重点領域「自律分散」第3回全体講演会論文集. 219-224 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Adel Torkamani: "Genetic Evolution of Communication in Distributed Classifier Systems" 情報処理学会第45回全国大会講営予稿集. 2. 17-18 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Adel Torkaman Tahmani: "Distributed Self-Organizing agents Ledrning How to Communicate" Bulletin of Foculty of Engineering,The University of Tokushima. 29. 123-135 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 小野 典彦: "マリチエージェントと協調計算II(分担執筆)" 近代科学社, (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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