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オブジェクトベースシステムに適した並行処理制御方式の性能評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04219206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

宮原 秀夫  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029314)

研究分担者 下條 真司  大阪大学, 大型計算機センター, 助教授 (00187478)
西尾 章治郎  大阪大学, 工学部, 教授 (50135539)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードオブジェクトベース / データベース / 並行処理制御 / マルチメディア / システム性能 / 協調作業環境
研究概要

本年度の研究計画調書に基づいて,三つの課題に関して以下に記したような研究成果を得た。
1.オブジェクトベースシステムにおける並行処理制御機構の研究を推進するためのプラットホームとして,相互に複雑な関連をもつ動画像,アニメーション,テキスト,音声などの情報メディア各々をオブジェクトとしてとらえ,オブジェクト間の構造あるいは相互の関係を可能な限り直接的に表現したオブジェクトベースマルチメディアシステムHarmonyの構築をほぼ完成した。このシステムの関発を通じて,提案する並行処理制御方式の要件を明らかにした。
2.オブジェクト指向データベース管理システム(OODBMS)に鉄して,Harmonyなどの応用システムモデルの特性を反映した新たな楽観的制御方式を提案し,従来の悲観的制御方式に基づく2相施錠方式との性能比較のもとで諸特性を明らかにした。
3.オブジェクトベースシステムがCAD/CAMなど,高度応用システム開発の基盤となることが多いことを考え,このようなシステムで顕著な協調作業環境を支援する並行処理制御方式の提案を行った。特に,協調作業環境を支援する並行処理制御方式に関しては,CSCWなどとも関連してデータベースの先進的な応用分野において今後益々重要な研究テーマになるものと考えられ,さらにモデルの見直しや改良を行なうことにより,この分野への先駆的な貢献ができるものと考えている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藤川 和利: "実時間性を考慮した分散型マルチメディアシステムの構築" 第20回JUS UNIXシンポジウム論文集. 160-172 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 藤川 和利: "オブジェクト指向に基づくハイパーメディアシステムHarmonyの構築" 電子情報通信学会論文誌D-I. J75-D-I. 1015-1024 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 谷口 伸一: "オブジェクト指向データベースシステムのための並行処理制スケジューラの考察と性能評価" 彦根論叢. 279/280. 373-406 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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