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温度ジャンプNMRによるヘムタンパク質多元構造のダイナミックス

研究課題

研究課題/領域番号 04225214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

赤坂 一之  神戸大学, 理学部, 教授 (50025368)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードNMR / 温度ジュンプ / マイクロ波 / ミオグロビン / 抵温変性 / 高次構造
研究概要

1。ラジオ波コイルを内側にマイクロ波コイルを外側にもつ設計を基本に、比較的高感度で温度ジャンプ効率のよい、マイクロ波温度ジャンプ用NMRプローブの制作に一応成功した。しかし特にスペクトル分解能、安定性において改良すべき点が残っている。
2。ウマメトミオグロビンについて、0。1M酢酸に含む重水溶液中pH5。7、20-30℃ではほぼ100%天然状態を、0℃でほぼ100%抵温変性状態を実現した。400MH_zプロトンNMRスペクトルは、抵温変性状態が部分的にある種の高次構造をもつ可能性を示唆した。抵温変性状態はにおける高次構造についての詳しいスペクトル解析が進行中である。
3。ウマアポミオグロビン重水溶液を対象に、1。で作製した温度ジャンプNMRプローブを用いて、0℃付近から20℃付近まで250msecの間に急激に温度をジャンプさせた。温度ジャンプ直後から数秒間時間を追って信号を採取、3分間の冷却後これを繰り返して信号を積算し、温度ジャンプ後のスペクトル変化を観測した。この結果は、高次構造形成が意外と速く、マイクロ波照射の250ミリ秒の間にほぼ完結していることを示した。抵温変性状態からの温度ジャンプによる構造形成過程を観測したのはこれが初めてであり、抵温変性状態の構造とも関連して、ミオグロビンの高次構造形成過程を考える上で興味ある知見である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kazuyuki Akasaka: "Temperature-jump and state-correlated 2D NMR spectroscopy" Abstracts of the Conference of the International Society of Magnetic Resonancce. 11. 81-81 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 赤坂 一之: "温度ジャンプNMRの開発とタンパク質研究への応用" 生物物理. 32. 95-97 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2019-02-28  

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