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国語辞典からの言語知識の獲得と言語処理への応用

研究課題

研究課題/領域番号 04229215
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

日高 達  九州大学, 工学部, 教授 (30037931)

研究分担者 冨浦 洋一  九州大学, 情報工学科, 助手 (10217523)
中村 貞吾  九州工業大学, 情報工学部, 講師 (40198221)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード意味辞書 / 上位下位関係 / 全体部分関係 / 自然言語処理 / 意味処理
研究概要

本研究は、自然言語の意味処理における意味辞書作成のための一手法として、国語辞典の語義文から語の意味情報を自動抽出する技法と、語の意味情報を自然言語処理に利用する方法の開発を目的とする。本年度の研究は、語の間の上位-下位関係の厳密な定義と語義文からの抽出法および名詞の上位-下位関係を用いた派生語の認定に関する研究を行った。
本年度の主な研究成果は次の通りである。
(1)名詞と動詞の上位-下位関係を述語論理式のスキーマとして定義し、上位-下位関係が論理的にも順序関係(反射的、推移的、反対称的)であることを示した。
(2)国語辞典における名詞と動詞の語義文の記述形式を調査・整理し、上位-下位関係がどのような形体で語義文の記述構造の中に納まっているか調査した。
(3)名詞と動詞の語義文をその記述形式に沿って構文解析し、上位-下位関係記述部を抽出する上位-上位関係記述部抽出プログラムを作成した。
(4)見出し語と定義動詞の変数の対応をつけるヒューリスティクを導入し、上位-下位関係記述部から上位-下位関係を記述する論理式を出力するプログラムを作成した。
(5)上位-下位関係抽出実験では、上位-下位関係抽出のエラー率が23%程度になった。現在その原因と改善策を検討中である。
(6)名詞の上位-関係と約10^4例程度集めた派生語データを基に、派生語の認定を行う手法を開発し、80%以上の認識力を持つことを実験により確かめた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Tomiura,T.Nakamura,T.Hitaka: "Logical From of Hierarchical Relation on verbs and Extracting it from Definition Sentences in a Japanese Dictionary" Proc.COLING-92. vol.2. 574-580 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] T.Nakamura,Y.Tomiura,T.Hitaka: "Semantic Validity of Japanese Noun Phrases with Adnominal Particles" Proc.PRICAI-92. vol.2. 433-437 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 森 重樹,中村 貞吾,日高 達: "名詞句「NのN」の解析におけるシソーラス知識の利用" 情報処理学会第45回全国大会. vol.3. 69-70 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 市丸 夏樹,中村 貞吾,日高 達: "名詞シソーラスを用いた派生語の処理" 情報処理学会第45回全国大会. vol.3. 71-72 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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