研究課題/領域番号 |
04232101
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
乗木 新一郎 北海道大学, 水産学部, 助教授 (80109511)
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研究分担者 |
原田 晃 資源環境技術総研, 環境予測部, 主任研究官
加藤 義久 東海大学, 海洋学部, 助教授 (00152752)
才野 敏郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60126068)
中山 英一郎 京都大学, 理学部, 助手 (50108982)
藤原 祺多夫 広島大学, 総合科学部, 教授 (90090521)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
26,500千円 (直接経費: 26,500千円)
1993年度: 14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
1992年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | セジメントトラップ / 沈降粒子 / 陸源粒子 / 生物起源粒子 / 重金属元素 / 水平輸送 / 鉛直輸送 / 続成変化 |
研究概要 |
本研究班は、当初の計画および途中で派生したいくつかの研究計画を遂行して、「 」に述べる結論を得た。 (1)日高舟状海盆・日本海溝・西部北太平洋でのセジメントトラップ実験「陸源粒子は沿岸から外洋へ大陸斜面に沿って移動する」 (2)東経175度線でのセジメントトラップ実験「海洋への陸源粒子の供給は大陸の供給源面積の緯度変化を投影している」 (3)赤道域でのセジメントトラップ実験「西部赤道海域の生産性は有孔虫、円石藻類によって支えられている」 (4)ベンガル湾でのセジメントトラップ実験「6-9月に大きな粒子束が観察された」 (5)東京湾と紀伊水道でのセジメントトラップ実験「潮汐(東京湾)、熱塩フロントのくずれ(紀伊水道)によって沿岸の粒子が外洋へ運ばれる」 (6)粒子中の金属成分の存在状態の研究「Cu:約70%が有機物部分に存在する」「Ni:約50%が炭酸塩、約40%がマンガン酸化物部分に存在する」「Cd:約60%が炭酸塩部分に存在する」 (7)東西太平洋中深層水の溶存NiとCuの測定「Cuは除去され、Niは粒子から再生している」 (8)浴存の鉄とマンガンの測定「海洋表層ではマンガンは鉄のようには消費されない」「鉄の存在によってマンガンは酸化されて粒子になる」 (9)海洋表層での光化学反応の研究「瀬戸内海表層から大気への硫化カルボニルの逃散は炭素循環を考える上で重要である」「瀬戸内海周防灘でスーパーオキシド陰イオンを測定した」「レーザー光照射による水和電子発生には地域差がる」 (10)堆積物の研究「堆積物の酸化層の厚みは表層の生物生産を反映している」「Th/Pa比からみると粒子は水平移動している」(11)分析方法の検討と確立「粒子の化学分画法」「バナジウム(IV、V)の自動分離・分析法」「環元気化一気相化学発光による海水中のケイ酸の定量」
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