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サブミリ波帯超伝導ミキサーの基礎に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04233201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

今井 捷三  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60006244)

研究分担者 山下 努  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (30006259)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード準粒子ミキサー / ジョセフソン・ミキサー / シャピロ・ステップ / 磁性バリア / カオス
研究概要

(1)ジョセフソン・ミキサーのシミュレーション
シミュレーションの第一段階として、電磁波照射により誘起されるシャピロ・ステップの振る舞い、とくに、ミキサー動作のため解明が必要な応答の不安定性(カオス)の発生条件を明らかにすることを目的とした。すでに、微視的理論にもとづくシミュレーションプログラムは完成しており、シャピロ・ステップに関する予備的計算もできていたが、カオスの発生に関しては、十分系統的には調べられていなかったので、大幅な追加計算とデータ処理プログラムを作成して、カオスの発生条件等を統計的に明らかにした。結果として、エネルギーギャップ周波数以下では、高品質トンネル接合における極めて小さいリーク電流は、カオス発生を誘起しやすく、ミキサー応用上好ましくないことが判明した。エネルギーギャップ由波数以上では、ミキサー応用に希望的結果が得られた。今後は、カオス発生抑制のため、シャント抵抗を通入した場合について調べる。予備的調査では、これはカオス抑制に効果的であることが分かっている。
(2)磁性バリアトンネル接合の製作
磁性バリア、CrOx、をトンネルバリアとする、Nbトンネル接合の製作を目指しているが、まだ非線形性の強いよい接合は製作できない。低電圧でのスパっタを実現するため、より強磁場のスパッタ用マグネットを製作したが、実験回数が少ないので、製作条件の解明を今後行う。また、重子ビーム蒸着用チャンバーを改造し、真空度改善と、磁性酸化物のレーザアブレーションを可能とした。この装置による素子製作も今後行う。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Imai,M.Shimagawa,S.Morita,Y.Takeuti,N.Mikoshiba: "Simulation of Shapiro Steps in a Josephson Junction Based on the Microscopic Theory of the Tunnel Junction" Jpn.J.Appl.Phys.31. 3546-3558 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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