研究課題/領域番号 |
04235105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
斎藤 信男 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (10015977)
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研究分担者 |
徳田 英幸 慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (80227579)
萩野 達也 慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (80201705)
砂原 秀樹 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (20206577)
益田 隆司 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80114130)
曽和 将容 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (00008567)
柴山 悦哉 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (80162642)
多田 好克 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (30179709)
米澤 明憲 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00133116)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
86,600千円 (直接経費: 86,600千円)
1994年度: 30,000千円 (直接経費: 30,000千円)
1993年度: 31,900千円 (直接経費: 31,900千円)
1992年度: 24,700千円 (直接経費: 24,700千円)
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キーワード | 超並列処理 / オペレーティングシステム / 資源管理 / 超並列用OS / マイクロカーネル / クラスタ / パーティション / 入出力制御 / 超並列オペレーティングシステム / Unix / 並列パイプ / 開発環境 |
研究概要 |
本重点領域では、最近の大型応用からの要求に対応すべき超並列コンピュータの原理的機能や機構を追求し、そのプロトタイプを実現して、関連する問題の整理、追求、などを行うことが目的となっている。プロトタイプは、応用から始まり、超並列用プログラム記述言語、それを実行する環境をサービスする超並列用オペレーティングシステム、また、そのような上位の要求を処理し対応するハードウェアまで垂直な統合を目標としている。 このような背景のもとで、本研究は、超並列コンピュータシステムに於ける処理体系およびモデル化およびその記述、それに基ずくオペレーティングシステムの構成法の解明、および具体的な応用に適用できるような超並列用統合的オペレーティングシステムのプロトタイプの設計および思索を目指した。ここでは、本重点領域で開発するハードウェアの上で稼働することを第一目標とするが、オペレーティングシステム自体は、ハードウェアと独立に実現出来るような設計をし、他の超並列、並列、分散システムなどの上でも稼働できるようなソフトウェアシステムを開発することも考えた。 平成4年度から超並列用オペレーティングシステムの機能や構造を追求し、それらの研究成果からCOSとよぶ超並列オペレーティングシステムの基本アーキテクチャとそこにおける機能(システム関数、システムインタフェース)が得られた。 今年度は、それらを実装して評価していくために、システムカーネル(マイクロカーネル)部(徳田、米澤、益田)、クラスタ、パーティション管理部(砂原)、サービス機能部(萩野、柴山)、言語インタフェース(米澤)、システム開発環境(斎藤、多田)に分担してその研究活動を行なった。 これらの開発グループで、対象事項を処理し、超並列用オペレーティングシステムCOSの構成要素を実現し、その妥当性などを評価した。 更に、応用記述言語の実行環境の整備などを目指して、関連する他の班との交流も行った。
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