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書換え計算モデル論に基づく宣言型言語の並列性の解析および制御

研究課題

研究課題/領域番号 04235201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

井田 哲雄  筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (70100047)

研究分担者 清木 康  筑波大学, 電大・情報工学系, 助教授 (10169956)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード宣言型言語 / 並列処理 / 条件付き項書換え系 / 並列粒度 / 要求駆動 / データ駆動 / 計算モデル
研究概要

先行研究で設計・実装を行なってきた宣言型言語(以下Lと呼ぶ)を、超並座計算環境下で稼動させるための評価・検討を行なった。この結果、次の2つの言語(以下L1とL2よぶ)の形で検討が進んでいる。
言語L1は並列処理そのものの制御を目指して設計されている。この言語は関数・論理型言語をガード付き条件付き項書換え系として捉えることで得られた言語である。L1の計算機構は、この項書換え系を用いた条件付きナローイングである。この計算機構は計算の複雑度が高く、並列的な実装の考察に適さないので、これを形式的推論体系での推論として実装する。この推論体系は等式の列を対象とし6つの推論規則を持つ。
これらの推論規則により、決定的な計算を優先して行なえるようになっている。
こうすることで、プロセス数の爆発的な増加を避けることができる。現在は、L1の設計と推論体系の定義が終了した段階である。
言語L2は、並列粒度の制御を十分に抽象度の高いアルゴリズムのレベルで行なおうとするものである、L2は基本的には関数型言語であるが、これに命令型言語の機能を付加して拡張している。粒度の制御は、各関数毎、アルゴリズム毎に明示的に記述できる。また並列して動作するプロセス間の同期は、要求駆動とデータ駆動の両方によって行なうことができるように設計している。L1と同様に、言語処理系を作るためにはL2の操作的な計算モデルを設計する必要がある。我々は、その操作的計算モデルを14個の推論規則を持った形式的体系で定義し、L2では並列計算がどのように行なわれるかを具体的に示した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Ida,et al.: "Abstract machine approach to operational semantics of Prolog" Journal of information Processing. 15. 545-553 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] M.J.Kim,C.S.Jhon and T.Ida: "G-system:A functionality-based communication system model for parallel processing" Information Processing 92. 170-178 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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