研究分担者 |
長町 三生 広島大学, 工学部, 教授 (50034327)
杉田 繁治 国立民族学博物館第5研究部, 教授 (40026042)
坂内 正夫 東京大学生産技術研究所, 教授 (30107370)
中前 栄八郎 広島県立大学, 経営学部, 教授 (40034384)
石口 彰 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (10184508)
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配分額 *注記 |
49,700千円 (直接経費: 49,700千円)
1994年度: 15,600千円 (直接経費: 15,600千円)
1993年度: 19,700千円 (直接経費: 19,700千円)
1992年度: 14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,超多様かつ超大量な高次情報としての感性情報データベース(DB)実現と創作活動支援ツール開発に向けての基礎的研究を行うことにある.本年度の研究成果ならびに研究課題の進展状況を以下に示す。 1)感性情報の基本特性である不完全原理が環境内での因果性知覚の生成に深くかかっていることを実証し得た.また3次元シンメトリー構造内ノイズ検出処理特性が2次元対称構造に比べて系列的処理の度合が高いこと,運動映像からの視覚起因性めまい感を指標としネガティブ感性と周辺視との間の密接な関係を導き出した.(計画研究a) 2)光による物体の半影・本影の高速表示実現に向けてのグラフィックス用ハードウェア最大限活用のアルゴリズムの考案し,光による完全拡散反射及び鏡面反射,太陽の大きさを考慮にいれた半影,水中の散乱・吸収,写りこみを考慮した水面を含む画像の高速生成ならびにリアルな景観アニメーションの制作を可能にした.(計画研究b) 3)画像・映像情報の感性処理利用可能なDB実現へのモデリング法・構築法,オブジェクト空間・心理因子空間重層化の感性DB管理構造の開発,配色に着目した映像解析・デザイン診断システムの開発,キーワード自動抽出を実現する画像DB開発,感性的操作可能なマルチメディアプラットフォーム,などの開発を行った.(計画研究c) 4)標本資料の画像DBを対象として,名称などの文字情報のみに頼るのではなく,感覚にうったえる色や形態の特徴を示すことによって検索できるシステムのインターフェイスを研究した.また画像データに色彩の変更や形態の変形を加えることにより新しいデザインのヒントを得る方法の考察を行った.(計画研究d) 5)製品開発の“前向き(感性からデザイン)"と“逆向き(デザインから感性評価,診断)"感性工学的アプローチ2手法統合のハイブリッド型感性工学システムの開発を行い,デザイン支援の基礎的検討・プロトタイプシステムの構築(住環境,自動車インテリア)・デザイン認識率の検討によるシステム評価,などを行った.(計画研究e)
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