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超臨界流体抽出によるリパーゼ反応の効率化

研究課題

研究課題/領域番号 04238203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

藤本 健四郎  東北大学, 農学部, 教授 (00005620)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード超臨界流体 / 二酸化炭素 / リパーゼ / エステル交換 / 界面活性剤
研究概要

超臨界二酸化炭素抽出しながら中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)と長鎖脂肪酸メチルエステルをリパーゼを触媒として,エステル交換反応を行った。その結果,二酸化炭素により選択的に中鎖脂肪酸メチルエステルが抽出・除去されたにもかかわらず,MCAへの長鎖脂肪酸の導入率は回分式反応に劣った。この反応率の低下は,二酸化炭素による水の除去が原因と考えられ,少量の水を補給すると反応効率は向上した。水の代わりに緩衝液を用いてpHを中性に保つと,反応率はさらによくなり,非水溶剤中の酵素反応においては,適性水分およびpHの維持が重要であることが示された。
界面活性剤(didodecyl glucosylglutamate)との複合体形成により,リパーゼは有機溶剤に可溶となり,加水分解活性を示したが,エステル交換活性はほとんど認められなかった。界面活性剤は,有機溶剤中のリパーゼ反応において,単に添加しただけでもエステル交換を促進したが,同時に加水分解活性をそれ以上に亢進した。界面活性剤との複合体を形成したリパーゼが,エステル交換反応を触媒しなかったのは,複合体を形成した場合には,複合体の内側にある高極性層を疎水性の強い基質(脂肪酸エステル)が通過できなかったためと推測された。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Shishikura,K.Fujimoto,K.Asai: "Interestevification by lipase with continuous supercritical carbon dioxide extraction." J.Amer.Oil Chem.Soc.(1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Endo,K.Fujimoto,K.Asai: "Enzyme reaction in supercritical fluid." 6rh Intern.Cong.on Engineering and Food.(1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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