研究課題/領域番号 |
04241205
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
朝倉 清高 東京大学, 理学部, 講師 (60175164)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 不活性分子 / 励起準安定状態 / 偏光全反射蛍光EXAFS |
研究概要 |
高温排気急冷処理により、貴金属微粒子の活性が相転移的に1桁から2桁向上する現象を用いて、小分子の活性化をはかることが本研究の目的である。 本年度は、その現象の本質を解明するため、偏光全反射蛍光EXAFS装置の開発を行い、担持金属微粒子の形態変化を観察する。この手法の特徴は表面平行方向と垂直方向の結合情報を分離することができ、よりくわしい活性点構造を知ることができることである。 単結晶アルミナに担持した白金の構造変化をin-situ条件でこの変更全反射蛍光EXAFS法で測定したところ、基板に平行及び垂直方向の結合を分離して測定することに成功し、その構造を3次元的に決定した。 さらにアンモニアとNOとの白金金属上での反応中の構造変化を追跡し、反応中骨格構造がダイナミックに変化していることを見いだした。 今後は温度変化をさせながら、IN-SITUで形態変化を偏光全反射蛍光EXAFSでとらえ、相転移的活性向上現象の原因を解明する。また、この相転的活性向上現象を用いて小分子活性化を試みる予定である。
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