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二酸化炭素の光還元触媒としてのポリタングステン酸イオンの合成と構造

研究課題

研究課題/領域番号 04241211
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

山瀬 利博  東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (80016576)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードヘテロポリ酸 / X線構造解析 / 光触媒
研究概要

本研究はα-Keggin構造を示す種々のTi/W混合ヘテロポリ酸を合成しその光酸化還元特性を明らかにすることを目的とした。まず4コのポリ酸,〔(C-Pr)_2NH_2〕_5〔PTiW_<11>O_<40>〕・40H_2O(1),〔(C-Pr)_2NH_2〕_5〔PTiW_<11>O_<39>(O_2)〕・4H_2O(2),K_7〔PTi_2W_<10>O_<40>〕・6H_2O(3),〔(C-PrNH_3)_5H〕〔PTi_2W_<10>O_<38>(O_2)_2〕・H_2O(4)について,X線構造解析結果は1〜4のアニオンの構造はいずれもdisorderを与え,TiO_6サイトやPeroxo配位子を特定することは不可能であった。しかしながら差フーリエ図は金属原子の周囲にPeroxo配位子の2コのO原子によるピークを示し, ^<183>Wnmrスペクトル,電子スペクトルの結果とを合わせてアニオン中のPeroxo配位子はside-onタイプでTiサイトに結合しているものと結論された。次にKgH_5〔Ge_2Ti_6W_<18>O_<77>〕・16H_2Oを合成しその構造を明らかにした。アニオンは〔GeTi_3W_9O_<40>〕^<10->のTiO_6サイトの末端酸素原子での脱水縮合反応, 【chemical formula】 によって生成するものと結論され各Keggin骨格は3コのTiO_6に置換されたα-A-XM_<12>構造のC_3v対称から成り,各TiO_6サイトは互いにconer-sharingによって結合している。〔Ge_2Ti_6W_<10>O_<77>〕^<14->はD_<3h>対称を示し,類似の構造は ^<183>Wnmrスペクトルの解析に基づいて推定されたβ-A-〔SiNb_3W_9O_<40>〕^<7->の2量体である〔Si_2W_<18>Nb_6O_<77>〕^<8->があるのみでX線構造解析によってその構造が明らかにされたのは本研究が最初であった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Toshihiro Yamase: " ^<183>W NMR and X-Ray Crystallegraphic Studies on the Peroxo Complexes of the Ti-SuBstituted α-Keggin Typed Tungstophosphates" Bull.Chem.Soc.Japan. 65. 1453-1459 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Toshihiro Yamase: "Stracture of Hexatitanooctadecatunhstodigermanate" Bull.Chem.Soc.Japan. 66. 103-108 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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