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共形場理論における相関関数の積分表示とその拡張

研究課題

研究課題/領域番号 04245236
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

山田 泰彦  高エネルギー物理学研究所, 物理研究所, 助手 (00202383)

研究分担者 石橋 延幸  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (70211729)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード頂点演算子 / q-アナログ / singular vector / q-KZ方程式 / Yang-Baxter方程式 / 交換関係
研究概要

q-変型アフィンリー代数U_q(sl_2^)のq-変型頂点演算子について、存在と一意性、2点関数、および交換関係について研究した。一昨年、q-変型アフィンリー代数に対応するq-変型頂点演算子がFrenkel-Reshetkhinによって導入され、その一般的性質が明らかにされた。我々は、q-変型アフィンリー代数U_q(sl_2^)に対して、このq-変型頂点演算子の存在と一意性を調べ、それらの2点関数、および交換関係を具体的に計算した。q-頂点演算子の存在と一意性については、q=1の場合と同様に、特にintegrable表現に対して,いくつかの結果が知られている。我々は、U_q(sl_2^)について知られている、singular vectorの具体的表示を用いることにより、integrable表現に限らず、一般のdegenerate表現について、q-変型頂点算子の存在条件を具体的に与えた。また、存在すれば一意的であることも示した。これは、q=1の場合に我々の結果の拡張である。我々はTsuchiya-Kanie理論にならって、U_q(sl_2^)で2点関数がq-超幾何関数に帰着される場合、すなわち、2つの外線spinのうちj=1/2である場合ついて、具体的に以下の計算を実行した。まずspin configuration(j1,j2,1/2,j4)に場合にq-KZ方程式を解き解をq-超幾何関数で具体的に与えた。次に、q-超幾何関数に接続公式を用いることにより、q-変型頂点演算子の交換関係を計算した。結果として交換関係に現れる行列が楕円的Yang-Baxter方程式の解(およびそのfusion)で与えられることを示した。q-KZ方程式の解は、積分表示を持つと一般に期待されている。U_q(sl_2^)の場合には、いくつかのグループにより、そのような表示が得られている。我々は、それらの一般化およびその接続問題への応用を試みている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H. Awata: "Fusion rules for the fraction level_<sl(2)(/)^>slgebra" Modern Physics Leters. A7. 1185-1195 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] H. Awata: "Fusion rules for q-vertex operators ofU_q(sl_2^)" Modern Physics Letters. A7. 2235-2243 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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