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眼球運動による視覚イメージの形成モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 04246208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

倉田 是  千葉大学, 工学部, 教授 (00009218)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード眼球運動 / 視覚認知 / 選択的注意 / ワーキング記憶 / シミュレーション / 心像
研究概要

◎ハードウェア構成:CCDカメラを上下・左右2軸回転のステップモータ駆動の回転台に設定している.取り込んだ視野画像はVMEバス経由でTVモニタに表示される.視野における視覚情報処理,認識はFSバス経由でワークステーション上にて下われ,ウィンドウ上に処理過程が表示される.眼球運動制御信号はワークステーションからVMAメモリ転送を経て2軸モータを駆動する.
◎データベース構成:視覚情報記憶データベースは索引部とデータ格納部に分かれる.データ格納部には画像データがスキーマ,オブジェクト中心の多分岐木構造で格納されるている.オペレーションデータベースには視覚情報認識の際に行われる眼球運動を含めた基本オペレーションを格納している.これは,発達および学習とともにオペレーションテクニックが更新される仕組みとしている.
◎機能モジュール構成:処理をそれぞれのモジュールで分担し、次のような構製とした.(1)初期視覚像処理系として主に周辺視機構によるもので,視野全体の視覚イメージとなり,画像の顕著な特徴情報が抽出される.(2)視覚詳細情報抽出処理系として認識制御処理系から受けた要求に基づき,対象の特徴情報中心の視覚情報の詳細抽出を行う.(3)認識情報処理系として視覚詳細情報からキー情報を抽出し,視覚情報記憶データベースのアクセスを指令しながら認識を行う.同時に詳細情報抽出要求とそのための眼球運動指令をそれぞれ発する.(4)ワーキング記憶はヒトの「見ている」心像を表し,上記で得られた画像情報がこれに投射され,選択的注意や位置の恒常性が確保される.
◎この研究結果を、本年3月18日の電子情報通信学会MEとバイオサイバネテイックス研究会で発表する。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 井川 信子: "昼間視受容経路における網膜-VI野神経回路挙動モデルについて" 電子情報通信学会MEとバイオサイバネティックス研究会. MBE92-5. 29-34 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 井川 信子: "対象物の見えの大きさの知覚に関する両眼視と片眼視の差についての実験" 日本認知科学会第9回大会. 94-95 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 井川 信子: "ヒトの受容野変化についてのモデルーグレイザーの実験からー" 第7回生体・生理工学シンポジウム. BPES'92. 351-356 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 村越 一支: "外側膝状体におけるX細胞の計算機シミュレーション" 神経回路学会第3回大会. JNNS'92. 162-163 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 井川 信子: "図形視記憶回路モデルの一提案" 神経回路学会第3回大会,1992.JNNS'92. 168-169 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 井川 信子: "視覚情報から抽出される眼球運動プログラムとそのシミューレション" 電子情報通信学会MEとバイオサイバネティックス研究会. MBE92. 1-8 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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