研究課題/領域番号 |
04246239
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
川村 祥介 熊本大学, 医学部, 教授 (00032889)
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研究分担者 |
松山 知生 熊本大学, 医学部, 助手 (30190549)
肥後 成美 熊本大学, 医学部, 助手 (50165099)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 視覚 / 大脳皮質 / ネコ / 層構造 / 神経回路 |
研究概要 |
今回の研究の目的は、視覚系寝床諸核での皮質からの終止部と皮質第5層および第6層での起治部との関係を明確にすることにある。ネコの視覚系視床核の各部に標識化合物を注入し、大脳皮質での逆行性標識の分布を検索した。以下に個々の注入例の所見を要約する。1)外側膝状本背側核:皮質での起始細胞はA、A1、C、C1-3層のいずれの層への注入でも第6層に限られる。2)視覚関連後部視床核A.枕核:a:網膜投射受容部:下行線維の起始は17、18、19、21a、7野、PMLSに在るが、このうち17、18、19野での起始細胞は、第5層に存在し、その他は第6層に在る。b:視蓋前野投射受容部:後部は、19、21b、PMLS、VLS、7野、帯状回の第5層から、19、20a、20b、帯状回の第6層から投射を受ける。前部は、7、19野の第5層から、7、21a、20a、帯状回の第6層からの線維を受けるが、7野と帯状回の5層の分布は第6層の分布に比して後部にあり、分離している。B.後外則核:a:外側部:第5層での分布は、17、18野に限局してみられ、第6層の分布は、19、21a、21b、VLSに存在する。このように皮質起始細胞の層別分布は完全に分離している。B:中間部:第5層での分布は、19、PMLS、VLSに、第6層の分布は、PMLS、VLS、前シルヴィウス外溝に存在する。c:内側部:第5層の分布は、PLLSに最も多く、一部PMLSに及ぶ。第6層の分布は、PLLSの他、前シルヴィウス外溝、DLSに見られ、特にDLSの第6層からの投射はこの部に特有である。C.外側中心核:外側中心核の前方部への皮質からの線維の起始部は視覚関連野の広い範囲に及ぶが、第5層での分布は主に7野の後部から21野に存在し、第6層の分布はPLLSに最も強い。また、第5層と第6層からの視床での終末に形態的違いが存在し、6層からのものは、細い軸索に細径の密集した終末ボタンを持っているのに対して、5層からは大型の終末ボタンが葡萄房状に配列している。
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