研究課題/領域番号 |
04253214
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
畑中 正一 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30142300)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1992年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | Tax / 点突然変異 / トランスフォーメーション / 正常復帰 / カルパイン / Rex / bFGF / aFGF |
研究概要 |
1.Taxの発現が細胞のトランスフォーメーションの維持に不可欠であることを正常復帰細胞を解析することにより確かめた。またTaxの点突然変異で正常復帰した細胞を検討した結果、Taxタンパク質の安定性が低下したことにより、トランスフォーメーションを維持できないことが明らかになった。 2.HTLV-1感染T細胞には新しくカルシウム依存性プロテアーゼであるカンパインが新しく誘導されていることが分かった。 3.Rexが細胞外刺激によりプロテインキナーゼCによって燐酸化を受りることを明らかにした。さらにRexタンパク質の70番目のセリンが特異的に細胞外刺激による燐酸化のターゲットであることを証明した。 4.6FGFが脳腫瘍の発生に関係していることを示した。一方、aFGFはトランスフォーメーションの因子ではなく、プログレッションの因子として働いていることを確かめた。 5.細胞の癌化と抑制の理論モデルを提出した。
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