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新しい癌関連ムチンコア蛋白抗原の遺伝子およびエピトープ解析と診断応用

研究課題

研究課題/領域番号 04253237
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関札幌医科大学

研究代表者

今井 浩三  札幌医科大学, 医学部, 教授 (60117603)

研究分担者 高橋 徹  札幌医科大学, 医学部, 助手 (70253995)
日野田 裕治  札幌医科大学, 医学部, 講師 (10165128)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1993年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1992年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
キーワードムチン抗原 / MUC1 / モノクローナル抗体 / 抗ムチン抗原 / CTL / 糖鎖異常 / MuC-1遺伝子 / エピトープ / タンデム・リピート
研究概要

これまで申請者らは、モノクローナル抗体(MAb)MUSE11により検出れる癌関連ムチン抗原分子のコア蛋白について解析し、本抗体がコア蛋白の20アミノ酸より成るtandem repeat部分を認識しており、遺伝子産物としてのムチン分子を検出する上できわめて有用であることを報告してきた。また、コア蛋白cDNAをクローニングし、その一部を用いて組み換え蛋白を作製し、これを免疫原として数種の新しい抗コア蛋白MAbを確立した。
以上の実績に基き、本研究においてはさらに解析を進めた。
1)コア蛋白のtandem repeat部分に存在するPDTRP配列について、オーバーラップする数種のペプチドを合成し、エピトープマッピングを行った。
2)内部イメージを有する抗イディオタイプMAbを既報(Cancer Res.,51:2599,1991)に基いて作製し、RT-PCR法を用いてV領域のcDNAクローニングを行いアミノ酸配列を決定した。
3)組み換えムチンコア蛋白を抗原として、ELISA法あるいはウェスタンブロット法を用い、癌患者血清中の抗コア蛋白抗体を検索する。また、本蛋白を免疫原として、cytotoxic T細胞を誘導しうることが明らかになっているので、その性状について検討した。その結果、CTL line(TN)はCD3およびCD8陽性で、かつalphabeta型TCRを示した。
4)正常組織においてはフコースがMUSE11のエピトープを一部maskすることが明らかとなったので、MUSE11抗原の検出されない癌組織や細胞株において、fucosyltransferaseの発現レベルを酵素活性測定により検討することが可能となりつつある。

報告書

(2件)
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Bara,J.: "A fucose residue can mask the muc-1 epitopes in normal and cancerous qastric mucosae." Int.J.Cancer. 54. 607-613 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Yamashita,K.: "Immunohistochemical study of mucin carbohydrates and core proteins in hepatolithiasis and cholangiocarcincma" Int.J.Cancer. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Imai,K.et al.: "Detection of circulating pancreas camcer-associated amtigh MuSELL by a new monoclonal an tibody" Oncology(Life Sci.Adv.). 11. 51-57 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Hinada,Y.et al.: "Circulating tumar-associated amtigens detected by monoclonal an tibodies against the goly pegtede core of mucin" Gastroen terol.JaN.27. 390-395 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Hinoda,Y.et al.: "Primary stvucture of the vanialle regions of a mono-clonal antibody MUSELL recognizing the tandem repeat" J.Clin.Lal.Analysis. 7. 100-104 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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