研究課題/領域番号 |
04253239
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
大野 茂男 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10142027)
|
研究分担者 |
秋田 朗子 東京都臨床医学総合研究所, 遺伝情報, 研究員 (40124432)
長田 真一 横浜市立大学, 医学部, 助手 (00244484)
水野 恵子 横浜市立大学, 医学部, 助手 (90221803)
平井 秀一 横浜市立大学, 医学部, 助手 (80228759)
|
研究期間 (年度) |
1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
1993年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1992年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
|
キーワード | プロテインキナーゼC / PKC関連酵素 / ホルボールエステル / 転写活性化 / ジアシルグリセロール |
研究概要 |
昨年度来の研究から、我々は線維芽細胞への各PKC分子種の高発現系と転写応答のレポーター遺伝子とを用いて、生きた細胞内でのPKCの活性化状況をモニターする系を始めて開発した。この系を用いて本年度は新たに_aPKCの活性化をもモニター出来る事を確認した。この系を用いて、_cPKC、_nPKC、_aPKCという3種のPKC亜群の各々の分子種について、その活性化機構を解析することが始めて可能となった。そこで本年度はこの点を集中的に解析し、PKCの生理的な重要性の発見以来約10年ぶりともいえる画期的な発見をすることが出来た。それは一言でいうとPKCの活性化経路には、従来から知られていたPLC/DAGを介する経路以外に、PI3キナーゼを介する全く新しい経路が関わっているという点である。チロシンキナーゼ型受容体の代表格と言えるPDGF受容体のシグナル異変体や、PI3キナーゼサブユニットの発現系を用いて、各PKC分子種の活性化に関わる経路を生きた細胞を用いて分子生物学的に始めて解析し、従来のPLCを介した経路が_cPKC、_nPKCの活性化に関わることを確認すると同時に、PI3キナーゼを介する経路がこれらの活性化に関わることを始めて見いだした。更に、_aPKCの活性化にはPLCではなく、PI3キナーゼが関わることを始めて見いだした。
|