研究課題/領域番号 |
04256222
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
金田 澄子 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 助手 (60152815)
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研究分担者 |
山尾 文明 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 助教授 (10158074)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1992年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ユビキチン活性化酵素 / ユビキチン結合酵素 / 細胞周期 / リン酸化 |
研究概要 |
ユビキチンはユビキチン活性化酵素E1により活性化された後、ファミリー蛋白質を形成するユビキチン結合酵素E2に転移され、そこから直接あるいは蛋白質ユビキチンリガーゼにより標的蛋白質に結合し、蛋白質分解の指標になることが知られている。 マウスFM3Aより分離した温度感受性E1変異株は制限温度で細胞周期の複数の点に停止する様々な表現型を示し、このことはユビキチン系が細胞周期の多くの点においてその制御に関わっていることを示しいてる。このような多くの機能はE1から多分子種存在するE2への転移特異性により発揮されると考えられる。 細胞周期の進行に関与にするE2を特定する目的で、変異株におけるE2との反応性を調ベたところ、S期進行阻害をおこす変異株で特異的に反応性の低下しているE2蛋白質が見いだされた。このE2との反応性は、S期の進行阻害のみが回復した部分的復帰変異株いおいて回復しており、このE2を介する蛋白質のユビキチン化がS期の進行を制御している可能性が示唆された。 一方、cdc2ファミリーによるリン酸化が細胞周期の進行に重要な働きをしていることが知られている。cdc2の認識配列がE1にもあり、リン酸化されいてることが明らかになった。更に、リン酸化されるセリンをグリシンにかえ細胞に導入したところS期の機能を回復することができず、cdc2ファミリーによるリン酸化がS期の進行に重要な働きをしている可能性を示唆している。
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