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ゴルジ領域に於けるウイルス膜融合タンパク質のブロシングとその生理的意義

研究課題

研究課題/領域番号 04259105
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

松田 佳子  徳島大学, 工学部, 教授 (40035449)

研究分担者 吉田 哲也  広島大学, 医学部, 教授 (00022905)
長宗 秀明  徳島大学, 工学部, 助手 (40189163)
辻 明彦  徳島大学, 工学部, 助教授 (20155360)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードトランスゴルジ / ウイルス活性化機構 / 膜融合タンパク質 / プロセシングプロテアーゼ
研究概要

パラミクソウイルスの一種であるニューカッスル病ウイルス(NDV)のエンベローブに存在する膜融合タンパク質Fは,ウイルスが細胞に感染するときに,ウイルス粒子と宿主細胞膜の膜融合に必須のタンパク質である。Fは宿主細胞のタンパク質合成系で前駆体F。として合成され,宿主細胞のトランスゴルジ領域でプロテアーゼにより活性化されF_1+F_2となる。我々はラット肝より調製したトランスコルジ膜より,前駆体Fを活性化するプロテアーゼを単離精製した。本酵素はCa依存性のセリンプロテアーゼであった。合成基質としてはBac-QRR-MCAをよく切断したが他の基質はあまり切断しなかった。DFPで阻害されるが ^3H-DFPで標識すると分子量67Kのタンパク質が標識された。この酵素はfurinとは異なるものと考えられる。またラット肝トランスゴルジ膜には,上期のプロセシングプロテアーゼの他に活性は弱いがメタロプロテアーゼも存在しており,Fタンパク質の活性化を行うことが明らかとなった。一方,前駆体Fタンパク質と成熟体Fタンパク質を標識するモノクローナル抗体を作成中であるが,F。認識抗体のクローンを2株とF_1認識抗体のクローン3株を分離した。これらの抗体を使ってFタンパクの細胞内での前駆体と成熟体の分布を明らかにできる。次にプロセシングプロテアーゼのcDNAのクローニングはfurinのアミノ酸配列の一部を用いて,またヌクレオチドを合成し,プライマーとしてPCR法を用いて,種々の組織のcDNAライブラリー及び単離mRNAより作成したcDNAよりクローニングを行い,2つの新しいプロセシングプロテアーゼのクローンを得ている。現在これらの新プロセシングプロテアーゼの全またヌクレオチド配列を研究中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.A.Walker,T.Yoshida,T.Sakaguchi,Y.Kawaoka,Y.Matsuda: "Location and-Characterization of the Cellular Enzyme That Cleaves the llemagglutinin of a Virulent Avian Influenza Virus" Virology. 190. 278-287 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2018-02-02  

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