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葉緑体包膜の迸別輸送因子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04259214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

佐々木 幸子  京都大学, 農学部, 助手 (00026519)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードCEMA / 葉緑体包膜 / 葉緑体ゲノム / 蛋白質の輸送
研究概要

葉緑体ゲノムにコードされた未同定遺伝子の一つが葉緑体包膜に発現していることを我々のクループはこれまでの研究で明らかにして来た。この遺伝子をcemAと命名した。本研究では,この遺伝子産物CEMAの機能を明らかにすることを目的としている。
CEMAを融合蛋白質として大腸菌に発現し,この蛋白質を精製後抗原として用い,ポリクロナル抗体を得た。本抗体を用いて,葉緑体への蛋白質輸送がどの程度影響を受けるか調べた。
葉緑体に輸送される代表的な蛋白質であるリブロースニリン酸カルボキシラーゼの小サブユニットpSと,クロロフィル結合蛋白質Cabの2つの蛋白質の輸送を調べた。
antiCEMAIgGはpSの葉緑体への輸送を部分的に阻害したが,Cabの輸送を阻害しなかった。つぎにIgGからFab断片を作成し阻害実験を試みたが,阻害効果がみられなかった。Fab断片にすることで抗体価が底下したためと考えられる。またIgGを使う実験は非特異的反応も起る可能性があるので更に別の抗体を作成し検討する必要が生じた。
CEMAは葉緑体内包膜に局在する蛋白質である。この蛋白質のトポロジーをKKR法で解析して調べ,膜から突出している73アミノ酸残基からなるドメインをみつけた。このドメインの抗体を作成するために本配列をEcdiのMALベクターに組み込み,蛋白質を得た。これを適当な方法で精製し,抗原とし,ポリクロナル抗体を得た。この抗体がどのように輸送に影響するか今後検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] YUKIKO SASAKI: "Chloroplast envelope protein encoded by chloroplast genome." FEBS Letters. 316. 93-98 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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