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植物ペルオキシゾーム蛋白質局在化の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 04259228
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

西村 幹夫  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80093061)

研究分担者 林 誠  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (50212155)
西村 いくこ  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (00241232)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードグリオキシゾーム / シャペロニン60 / 植物ペルオキシゾーム / 熱ショック蛋白質70 / 分子シャペロン / 膜透過 / 緑葉ペルオキシゾーム
研究概要

本研究は植物細胞におけるペルオキシゾームへの蛋白質の輸送機構を解明しようとするものであり、本年度の研究により、以下の知見が明らかとなった。
1、植物細胞のペルオキシゾームの中で光合成に関与する特殊化したペルオキシゾームである緑葉ペルオキシゾームに特異的な酵素のグリコール酸オキシダーゼの精製、_cDNAクローニングを行い、その構造を明らかとした。この_cDNAのinvitro転与翻訳産物を用いて、単離したペルオキシゾームへの取り込み系を確立し、その条件を解析した。グリコール酸オキシダーゼの緑葉ペルオキシゾームへの取り込みにはATPの存在が必要であり、インキュベーション時間とともに取り込み量が増大した。本酸素は植物細胞のもう一つ特殊化したペルオキシゾームであるグリオキシゾームにも、効率よく取り込まれることが判明した。この知見は、2つの植物ペルオキシゾームへの蛋白質の膜透過に共通した機構が存在していることを示唆している。
2、ペルオキシゾーム蛋作質の膜透過に働く分子シャペロンの役割を明らかにする第一歩として、植物細胞のプラスチッド及びミトコンドリアから分子シャペロンとして、シャペロニン60と熱ショック蛋白質70を単離、精製し、特異杭体を作成した。ミトコンドリアシャペロニン60に関しては、_CDNAクローニングを行い、その一次構造を類推するとともに、各種ストレス条件下におけるこの蛋白質の_mRNAレベルにて解析した。その結果、この蛋白質がストレスに対応して誘導されるストレス蛋白質であることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ryuji Tsugeki: "Purification,cDNAcloning and Northern-blot analysis of mitochondrial chaperonin 60 from pumpkin coryledons." Eur.J.Biochem.111. 453-458 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Ryuji Tsugeki: "Cloning and sequencing of cDNA for glycolate oxidase from pumpkin cotyledons Northern blot analyses." Plant Cell Physiol.34. 51057 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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