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ジストロフィン類似蛋白質の発現と病態

研究課題

研究課題/領域番号 04260207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 紘一  東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (80011948)

研究分担者 冨岡 茂雄  東京大学, 応用微生物研究所, 教務職員 (90159046)
石浦 章一  東京大学, 応用微生物研究所, 助教授 (10158743)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードジストロフィン / ジストロフィン類似蛋白質 / 筋ジストロフィー
研究概要

重症の筋ジストロフィー症罹患筋ではジストロフィンの欠損を補うと考えられている常染色体由来のジストロフィン類似タンパク質(DRP)が過剰に発現している。DRPはジストロフィンの機能を補うと考えられているので、このDRPの機能や発現量と病態の相関を明らかにすることは極めて重要である。本研究とその第一歩として、DRPの量を解析するためPCR法を検討した。
まず、ジストロフィンとDRPの一次構造を比較し、両者の相同性が少いC未端側の配列をもとに2種類のプライマーを作り、これを用いてPCR法でDRPの定量を試みた。同時にジストロフィンやこれらのタンパク質を切断すると思われるカルパインについても同じくPCR法で定量を試みた。基本的な実験条件を検討したところ、DNAは10fg、25サイクル以上で明瞭なバンドが検出できた。この条件を用いて筋ジストロフィー症におけるジストロフィンとDRPおよびカルパインの発現状況を調べた。ジストロフィー症3例では正常コントロールに比べカルパインが明らかに多量に発現していたが、ジストロフィンとDRPについてはコントロールと罹患筋で明確な差は見出されなかった。カルパインが筋ジストロフィー症で多量に発現している事実は極めて興味ある現象で、さらに検体数を増やして定量化を試みている。ジストロフィンとDRPについても同様にさらに検体数を増やし、統計的な取扱いをする予定である。また、実験が行いやすいマウスについても、maxマウスを用いてPCR法、ウエスタンブロフト法でDRPの定量を行っている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Koga,R.,Ishiura,S.,Takemitsu,M.,Kamakura,K.,Matsuzaki,T.,Arahata,K.,Nonaka,I.& Sugita,H.: "Immunoblot analysis of dystrophin-related protein(DRP)" Biochimica at Biophysica Acta. 1180. 257-261 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Arikawa,E.,Arahata,K.,Sunohara,N.,Ishiura,S.,Nonaka,I.& Sugita,H.: "Immunocytochemical analysis of dystrophin in muscular dystrophy" In Duchenne Muscular Dystrophy.(Eds,A.Kakulus,J.MacHowell,A.D.Roses)Revan Press,N.Y.81-88 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Koga,R.,Ishiura,S.,Arahata,K.,Takakuwa,T.,Nonaka,I.& Sugita,H.: "Quantitative analysis of dystrophin in human and rodent muscles" Biomed.Res.13. 215-219 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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