研究課題/領域番号 |
04260213
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
金田 安史 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助教授 (10177537)
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研究分担者 |
佐藤 浩 滋賀医科大学, 生物学教室, 助教授 (90090430)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / HVJ-liposome / Gunnラット / 先天性黄疸 / ビリルビンUDPGT |
研究概要 |
先天性黄疸のモデル動物であるGunnラットを用いて原因遺伝子の解明と治療を目ざして月究を行なった。その原因は肝臓におけるグルクロン酸抱合に関わる酵素(UDPGT)の異常であるが、我々はそのうちの1つビリルビンUDPGTをラット肝cDNAライブラリーよりクローニングし,Gunnラットにおける変異についても解明した。今年度には、ビリルビンUDPGTのRFLPを分離し、マウス第一染色体のposition37にマップすることに成功した。このビリルビンUDPGTcDNAのGunnラットへの導入により先天性黄疸の治療を試みるため、このcDNAを強力に発現できるベクトターの構築,発現した酵素量を測定するための抗体の分離、invivoへの遺伝子導入法の改良を行なった。UDPGTcDNAをCMUエンハンサーとchick beta actin promoterをもつ発現ベクターに組込み、CHO細胞に電気パルスで導入し、48hr後に、UDPGTの発現を薄層クロマトグラフィーで確認できた。一方、抗体作成のためN末15アミノ酸の合成ペプチドを家兎に免疫し抗体を得た。この抗体が肝の小胞体膜蛋白中のUDPGTを認識するかどうか検索中である。invivoへの遺伝子導入については以前より我々がHVJ-liposome法として既に成果をあゲてきた。インスリン、B型肝炎ウイルス蛋白、レニンのラット肝での発現に成功している。肝細胞での発現を裏付けるために、今回我々は肝細胞特異的なpyruvate kinaseのプロモーターとエンハンサーを用いて肝臓での発現とインスリンによる発現の誘導に成功した。in vivo遺伝子発現の難導は、発現が一過性であることだが、その克服のために1週間に1度ずつ注入をくり返することにより約1ヶ月の特続発現に成功した。以上、今年度は研究目的のための基礎実験を行ない、各々成果をあゲ、研究の資材、方法等、準備が整った状況である。
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