研究課題/領域番号 |
04265101
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上野川 修一 東京大学, 農学部, 教授 (50011945)
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研究分担者 |
菅野 道広 (菅野 道廣) 九州大学, 農学部, 教授 (70038181)
奥山 治美 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (90080176)
吉川 正明 京都大学, 農学部, 助教授 (50026572)
岡 芳知 山口大学, 医学部, 教授 (70175256)
清野 裕 京都大学, 医学部, 助教授 (40030986)
杉本 悦郎 京都大学, 農学部, 教授 (50026522)
筬島 豊 九州大学, 農学部, 教授 (00038184)
大久保 一良 東北大学, 農学部, 教授 (00005612)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
121,000千円 (直接経費: 121,000千円)
1994年度: 43,000千円 (直接経費: 43,000千円)
1993年度: 39,000千円 (直接経費: 39,000千円)
1992年度: 39,000千円 (直接経費: 39,000千円)
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キーワード | 糖尿病 / カゼイン / 脂肪細胞 / ソマトスタチン / 血圧降下作用 / アレルギー / 神経細胞 / 関節リュウマチ / コラーゲン / コレステロール / GLUT5 / IGFI / グルコキメーゼ / ソマスタチン / サポニン / 経口寛容 / アンジオテンシン / I変換酵素 |
研究概要 |
本班においては次のような研究が行われた。食品の生体調節因子のなかの顕在型調節因子について、岡は、糖尿病の発症に関与するグルコキナーゼ遺伝子の発現機構について検討を加えた。奥山は、脂肪酸の種類と寿命の関係について研究した。栗原は、神経細胞に対するレチノイン酸の作用を調べた。伏木は、カロチノイドを含む脂溶性ビタミンが、脂肪細胞の分化を抑制することを明らかにした。清水は、腸管上皮のタイトジャンクションでの成分の透過に関する物質を見いだした。清野は、グルテンタンパク質中にソマトスタチン受容体の発現を抑制する成分を見いだした。野口は、血漿中のIGF-I濃度と栄養状態に相関のあることを見いだした。牧野は、大豆グリシニンにインスリン作用増強効果のあることを認めた。山本は、アラキドン酸12-リポキシゲナーゼに多様性のあることを明らかにした。大久保は、サポニン中にSOD様活性のあることを明らかにした。上野川は、免疫寛容を誘導するペプチドを発見し、アレルギーと自己免疫疾患治療への道を拓いた。河岸は、キノコ中に新規NGF生合成促進物質を発見した。 次に潜在的調節因子について述べる。菅野は、大豆タンパク質中の非消化性画分にコレステロール低下作用のあることを認めた。吉川は、カゼイン分解物中に免疫賦活ペプチドのあることを明らかにした。筬島は、ヒト血漿中にアンジオテンシン阻害ペプチドの存在することを明らかにした。小濱は、マグロ筋肉由来ペプチドに血管内皮の機能を調節する物質のあることを証明した。長畦は、カゼイン由来ペプチド中に細胞内チロシンキナーゼ促進活性のあることを発見した。
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